タイトル未定
「あやか慌てすぎだよー。可愛いなぁもう。」
あんが馬鹿にしてくる。
「いつもいつも馬鹿にしないでよもう。」
「野本さんっておっちょこちょいなんでね。」
隣の席に座っている女の子に話しかけられた。
「わたし富岡秋。バスケ部入る予定だよ。これからよろしくね。」
「あ、あのー、よろしく!」
友達ができたってことでいいのかな。
そんなこんなで自己紹介は終わった。
「おっし、じゃあまだお前らのこと全員覚えてないけど
この長いようで短い一年間仲良くしていこうじゃないか。
じゃあ今日は連絡事項だけ言っておしまいかな。」
明日の連絡を簡潔に伝えホームルームを終わりにした。
「あんーもう帰る?」
「どうしよっかね。」
周りを見渡すとみんなは帰る気配がなく話をしている。
とりあえず私たちは帰ることにした。
「なんかもう明日から学校行くの恥ずかしいよ。」
「そんなことないよ。きっとあれでみんな好感もってくれたよ。」
そうだといいんだけど・・・
下駄箱を開けると、中に紙が入っていた。
「あたしも入ってる。」
あんの下駄箱にもおなじものが入っていた。
不思議に思いながら私達はひらいてみた。
「こんちわーす。
早いうちに仲良くなりたいんで勝手に入れさせてもらったよ。
時間とかあったら送ってくれるとありがたいな。
じゃあ一年間よろしく。 コウスケ」
タイトル未定
「俺は福原航介って言いまーす。
誕生日は10月30日、血液型はA型
部活はサッカー部に入るつもりだけど、趣味でダンスやってるんだよ。
こんな俺だけどみんなよろしくな。」
明るい男の子。
(ダンスやってる男の子かぁ・・・めずらしいなぁ)
私も小さい頃から近所にあるダンス教室に通っている。
女の子だけしか入れないわけではないけど男の子は一人も居なかった。
「何かあの人インパクトあるね。」
「そうだね。何か印象が強いよね。」
あんと少し話していた間に他の男子が自己紹介を終えたようだ。
一人目、二人目と自己紹介を終えていく。
ああー、どう説明すればいいかわかんないよぅ。
「はい、西村ありがとう。じゃあ次は野本だな。」
「ひゃい!」
思わず声が出てしまった。またクラスに笑いがおこった。
恥ずかしい・・・
「えっと、あのー、わっ私野本あやかってイイマス。
趣味はえっとダンスでそのー部活は一応バスケ部にしようとしています。
それで、あのー、よっよろしくしてください!!。」
・・・
ぷっ、ふふ、ふふふ、ははははははははは。
クラス中が笑いに包まれる.
大口を開けて笑うもの、手を叩いて大げさにしているもの、口を押さえてこらえようとしているもの
みんながみんな私のことをみて笑っている.
「あやかー顔赤いぞ」
あんに言われておもわず顔に手を当てる.
とりあえず少し駆け足で自分の席に戻った。
タイトル未定
第1話 出会い。
入学式が終わり、各自それぞれの教室へ行った。
「あやかー。中学でも同じクラスだよ!」
この子はアンナ。
小学校からの大の仲良し。いわば親友である.
「あんー。今年もよろしくね」
私は彼女のことを「あん」と呼んでいる.
教室に着き、私達は自分の出席番号が張ってある.席に座った.。
がやがやと騒がしいクラスだが、楽しく過ごせるような気がした.
ガラガラッ
「おうおう、元気なガキどもだな。」
担任の先生のようだが口が悪いみたいだ。
「おーしじゃあホームルームはじめるぞぉ。じゃあそこの席の君、ちょっと号令かけて。」
「私ですか?」
まさかの指名で少し驚いたがとりあえず言われるがままに号令をかけた。
「おはよう。入学式でも挨拶はしたが自己紹介がまだだったな。
先生は清本正樹ってんだ。年齢は詳しくは言わないが32歳だ。
あ、言っちゃった.(笑)」
クラスが明るい空気に包まれる。ユーモアがある優しい先生みたい。
「まぁのちのち詳しいことは教えるから、お前ら順番に自己紹介な。」
指示が出たので例のごとく出席番号順に自己紹介をしていく。
自分のことを良く言ったり、ふざけて言ってみたりと皆が自分のことをアピールしていく。
そのなかで、私は一人の男の子に興味をもったんだ。
それが君だったんだよ。