いつもより少しきれいな服を着て


いつもより少しメイクを濃くして


いつもより少し高いヒールを履いて


いつもより少し気合を入れたヘアアレンジで


いつもより少し早足で


うきうきしながら


街のキラキラに負けないくらい


うきうきしながら


そんな人が溢れる日


今日だけはいいよね


そんな雰囲気がそこここで漂う


1年に1度のうかれぽんちな日


素敵。

携帯なんてなければいいのに


メールを打つから返事を期待してしまう


電話が繋がらないから心配してしまう


いっそ手紙の方がいい


手紙だったら返事がないのは配達ミス


なんて言い訳できるから


頑張れなんて言わないよ


誰よりも頑張ってるのは知ってるし


あなたの望むように生きてほしいから


でもね、もしまた、


私たちに会いたいと思ったら


私たちと遊びたいと思ったら


いつでも来てほしい


私たちはいつまでもあなたの味方だ


古風な私は


そんなことを手紙したためて


ポストに入れる


私は世話焼きで、おまけに優しいから


でも、優しさは時に人を傷つける


だから分別ある大人になった私は


手紙を心のポストに入れた


永遠に届かない、手紙

窮屈な靴も


いつの間にかぴったりになる


窮屈な世界も


いつの間にか窮屈じゃなくなる


慣れって素晴らしく


淋しいものだなぁ

どうして人は恋をすると弱くなるのだろう


メール1通、電話1本にどうしてためらいが生じるのだろう


わざと考えないように別のことに没頭してみたり


でもやっぱり気になってしまったり


胸がきゅぅ~~と苦しくなる感じは


何度恋をしても


どれだけ経験を豊富に積み重ねても


決して薄れたりなくなったりしないものなんだなぁ

自分に自信のある男は強引だ


乱暴、ではなく、強引


無根拠の底知れぬ自信をもっているし


絶対的な確信をもって生きている


強い女性には決して見られない、強さ


ぶれない芯のような


揺らがないすじのようなもの


どこからその得体の知れない自信は生まれてくるのだろう