ダンスを練習したいけど、なかなかそこにかけるお金は持っていない。スクールに行くには気が引ける。独学でも上手くなれるなら、それが一番いい…!
ダンスは独学でもジャンルによってはできるもの?特に孤独のダンサーも多くいるように見えるので、そんな希望を持っている人は多いのではと思います。
確かにダンスのコミュニティは駅での練習や部活などもあるし、自分の力で上手くなることもできるもの。
でも、本当にうまくなるのなら、やっぱりスクールに通うべき?
今回はダンスを独学でやってうまくなるものなのか。その時に気を付けるべき点と合わせて持論をお話してみます。
ダンスがうまくなる人とそうでない人
ダンスがうまくなるかどうかは単純にセンスの問題もありますが、それだけでは語れない。センスがあってもダンスをやめてしまう人も多くいました。
その人は、ダンスよりも大切なものを見つけただけなので、それはそれでいいと思う。右に行くか左に行くかは「ダンスを好きになれるかどうか」というところで分かれ道になっているんですね。
ダンスに向いている人は
- マイペースな人
- 前向きに行動できる人
- 小さな成功を喜べる人
- 客観的に物事を見れる人
マイペースな人はダンスに向いている
ダンサーって、結構練習にムラがある人が多いのも特徴です笑
何かこだわって技を練習している人などは、ストイックに練習し続けますが、感覚的なダンサーほど、火が付くとばばばっと練習して、一気に状態をマックスに持っていき、イベントが終わるとスッといなくなる人もよく見かけます。
それでもいいんです。ダンスを好きでいられるペースは人それぞれ。趣味も仕事にしてしまうと嫌なものに変わってしまうこともある。だから大切に、自分が好きでいられる距離感で、ダンスと向き合っていければ、ダンスを長く続けることができると思います。
ただ、上手くなれない自分は好きにはなれないもの。やるときは一気にやる。自分にあったペースで。そして、周りがうまくても焦らず、じっくり基礎を続けていく人ほど、うまくなります。
前向きに行動できる人
ダンスは、失敗の連続。毎日挫折して、毎日課題をもって変えるのが常。鏡の中の自分との戦いです。笑
だから、失敗には打たれ強い人のほうが良い。特に最初は、うまくない時期は、場所を間違えれば白い目で見られることもあるでしょう。でも、上手くなったとたん、話しかけられたりします。
特に、愚直に謙虚に基礎をやって、上達を目指している人は、下手でも一緒に練習して、嫌だなと思ったことはありません。
小さな成功も喜べる人は、ダンスを好きになりやすい
ダンスはよほどセンスがない限り、いきなりメキメキうまくなるってことはありません。なぜなら、普段しない動きをするから。
ダンスなんて言ってしまえば、単純に体を動かすだけ。ですがやったことのないものは、仕事でもなんでも、同じように、覚えるまでには時間がかかります。
自分のイメージした形に体を動かすことは、それだけ反復練習が必要なんです。脳だけでなく、体も使うわけですからね。
でも、たまーに、あれ、自分ってかっこいいかも!と思える瞬間がやってくる。その時の感覚をどれだけ楽しめるか。自分もよく、うまく動けた動画を擦り切れるまで見たりします笑
客観的に物事を見れない人は要注意
ここまで、ダンスに向いている人を挙げてきましたが一つだけ。ダンスははじめは、自分の想像している姿と人から見えている姿がかけ離れているものです。これをどれだけイメージと合わせていけるかが上達のコツ。それには、自分の姿、言動まで、第3者からの視点で考えることが必要不可欠。
なのでこれだけは常に意識してもらいたいと思います。結構踊れてる!と自分では思っていても、ヒトから見ると、え、どうした??と、ちょっと浮いてしまう可能性も。。
人から褒められるようになって初めて、ダンスがうまくなったんだと、謙虚な姿勢でやったほうが良い。自分の気持ちも大切ですが、ヒトからのアドバイスを素直に受け入れて実践できる人、というのも、大切な要素の一つです。
何から始める?初心者がダンスを練習する順番
ダンスをやっていて思うのは、できない技をひたすら練習していても、なかなかできないものですが、別の技を練習していたら、気がついたら他の技もできるようになっていたということ。
例えば自分は逆立ちがなかなか安定しなかったので一時期やめていました。でも、代わりに三点倒立やヘッドスピンをやっていたんですよね。
そして2年が経った頃、ふと思い立って逆立ちをしてみると、かなり安定するんですよね。久しぶりにやったのに。
最近よく思うのですが、ダンスって、その動きに全く関係無さそうなところが、めちゃくちゃ重要だったりします。右手を動かす動作をするためには実は左足が重要だったり、ジャンプする時には上半身の使い方にコツがあったり。
自分の場合は、逆立ちのコツは、実は下半身のコントロールにあったということ。三点倒立で下半身をコントロールできるようになった結果、逆立ちも知らずに上達していた。
なので、練習の順番は思いのほか大切で、一度壁にぶつかったら、その壁に体当たりし続けるのではなく、一歩引いて練習すること。もしくは、別の角度から、つまり、別の動きや別の技に挑戦すること。その方が上達が早い。
基礎的なステップはすべてアイソレーションによってできています。まずはここから、はじめてみると良いと思いますよ。
<ダンスにアイソレーションを取り入れる!意味と効果を考える>
ケントモリは独学でどうやってうまくなったのか
ダンスの神様、マイケルジャクソンが認めた日本人ダンサー、ケントモリさんをご存知でしょうか?ダンサーとしてアメリカで永住権を獲得した人物。世界が認めたダンサーです。
クリスブラウンやアッシャーといった、著名なアーティストの専属ダンサーとして活躍した、この有名すぎるダンサー。なんと独学でダンスを覚えたといわれています。
その行動の源泉は「憧れ」。夢はと聞かれ、「マイケルジャクソンと仕事をすること」と答えたそう。幼少期から、ずっとダンサーを夢見て生きてきた。強い強い憧れ。
強いハートで練習に練習を重ねていったんですね。ダンスを独学で学んでうまくなれるかどうか、その答えはこの人が出してくれています。好きな理由があれば、人は続けられるもの。情熱があれば、うまくなれるもの。あとは、その気持ちが、本物かどうか、ってことだけなんだと思います。
プロレベルまでうまくなれるかといえばYesとは大声で言えませんが、ヒトのこころを打つダンサーになれるかと聞かれれば、ダンスへの愛があるならYesといえます。
まとめ
自分は、目標を持つ時にはいつも2パターン考えることがあります。
1つは、近い目標を達成したい時。その時は遠くの目標を目指すと成功するといこと。例えば明日のダンスバトルで初戦を突破したいと思う時。どうせなら優勝を目指す気持ちで、自分が優勝候補になった気持ちで臨むこと。それで勝てるかはわかりませんが笑
オーラとか、緊張のしやすさとかには大きく影響します。
また、一つの技を練習するときもそう。さらに2つくらい難易度の高い技を想定して練習する。その難易度の高い技を成功させるために今の練習があるのだと。そうすることで、今の練習をゴールにせず、通過点にしてしまうのです。すると、そこを走り抜けるスピードや、モチベーションも違ってくる。
ダンスは、覚えることがいっぱいあるんですよね。体の動きのほかに、リズム感も身につけなくてはなりません。
また、着ている服によっても見栄えは恐ろしいほど変わってきます。そのためファッションの研究もある程度必要。また、音楽の知識があれば、自分がそのジャンルを好きになったり、自分の知っている曲で踊ることができるようになる。これも、割合としては小さいですが、差がつくポイントの一つです。
覚えることが多いから、それだけ努力も必要。でも、物怖じしないでくださいね?それだけ、成長できる可能性がダンスにはあるということなんです。勇気をもって、ダンスを思いっきり楽しみましょう〃




