高校1年生で6時間40分が必要です


 現在、いわゆる「落ちこぼれ」の問題が深刻な社会問題となってきています。


その大きな原因が小学校からの教育課程にあると言われています。


算数など充分に習熟する間もなく次にすすむため、かけ算の九九ができない中学生など深刻な事態になっています。


ゆとりも大切ですが基礎基本の繰り返しである習熟も大切な課題です。


 これらの教育課程の問題は別な場で解決するにしても、皆さんには当面の授業を100%理解し消化することが求められます。


現在の小学校から高校までの授業に充分ついていける(全ての教科が満点に近い)ためには学年につき40分の家庭学習が必要だと言われています。


単純にこの見解を適用すれば小学校1年で40分、2年生で1時間20分・・・・。


高校1年生で6時間40分となります。これでは放課後の部活動もできません。


 仮に「学力」はついても体力、豊かな情操、市民的な道徳、友情など人間として基本的に必要なことが身に付くことは保証できません。


 しかし、高度に情報化が進み科学技術の発達した将来において、働いていくためには少なくとも授業でやったことはきちんと身につけておくことが必要です。


そのためには、学校の授業中だけの学習だけでは不十分です。家庭学習がどうしても必要です。


 家庭学習をその内容からみると
 第1に宿題や課題をする。


 第2に授業の復習をし教えられたことをきちんと身につけ、授業の理解を深めるために予習をする。


 第3に学校の枠を越えて広く学ぶこと。

 

このためには一定の時間がどうしても必要です。


 それは「6時間40分」を越える場合もあるでしょう。2,3時間で済む場合もあ るでしょう。


家庭学習の時間が確保できない人は、その原因を一つひとつ取り除く必要があります。


「できる」「できない」は家庭での学習時間を色々な障害を克服し確保しているか否かにかかっていると言っても過言ではありません。

 

家庭学習の定着の一歩を踏み出してほしいものです。


それが皆さんの進路実現の一番の近道だと考えますがいかがですか。