白砂糖シリーズ②
タバコにも砂糖がはいっている
白砂糖はエネルギーを創造する素だとか栄養素になると一般的に思われがちですが、実はそうではないようです。食べるだけ疲れるのです。
特に今成長期にある高校生の君たちが意識しないで大量に食べているということは恐ろしい気がします。暑いときに飲むジュース、コーヒー、乳製品はおいしいものです。
でもどれにも白砂糖が入っているのです。意外なことにタバコにも入っているのです。
下の文章を読んで各自考えてみてください。
ジュースや菓子そして自分の体について。
以下「白砂糖の話」より引用
☆栄養生理上から
(5)最近は低血糖による病気が糖尿病のような高血糖による病気より多くなっているそうです。
これは白砂糖の食べ過ぎで内分泌異常をおこしてしまうようです。
普通は澱粉を食べると徐々に分解されて単糖になり、吸収されると肝臓でグリコーゲンになって貯えられるが、白砂糖は一時にブドウ糖になり吸収されるので貯えられるより先に血糖を高める。
ところがしばらくすると反対に急低下し、その変化は大きく低血糖の状態になり、疲労感、めまい等を起こしてしまいます。対策として白砂糖を控え、カルシウムと共に良質の蛋白質(大豆、小魚、ごまなどのビタミン、ミネラルを多く含む蛋白質)をとるようにする必要があると思います。
(6)B群の不足は脚気、ペラグラなどおこすことは知られており、更に心臓の病気の原因や便秘、口角炎などもおこします。
(7) 砂糖を多く食べるとカルシウムが不足してきます。そして骨をもろくしたり、虫歯の原因をつくるのである。また、カルシウムが不足するとヒステリックになりやすく、怒りっぽくなるのはよく知られている。
栄養学者も一様にみとめるところであります。
以上の諸点から考えて砂糖は少ない方が健康のためにも、健全な精神を養うためにもよい事は明らかなようです。
砂糖が好きでやめられないというのは一種の中毒か、交感神経の使いすぎより身体が要求する(口に食べ物を入れると副交感神経が働く)また栄養バランスが悪いと欲しくなるようです。蛋白質(大豆)や野菜、玄米などを多く食べることが砂糖から遠ざかる方法のようです。
血液が弱アリカリの正常値にもどると神経も正しく働いて正しい嗜好にもどり、健康を守りつつ生きるすべを自然に知らせてくれるようになるようです。
この事は動物実験の例にもあり、動物は自然のまま生きていれば、病気もせずたくましく天寿を全うして死んでゆく。人間に飼い慣らされると自然性を失い病気をして、犬猫病院のお世話になってしまいます。
自然に戻すと動物が自然の中で自由に生きているように、正常な味覚がよみがえって健全なものが育っていくことは分かるようです。
どうしても甘いものが欲しかったら、純良の蜂蜜か黒砂糖の自然食品なら栄養面も良く、血を汚さず、糖分を栄養化する成分を多く含み、糖反射もおこさない。
それでも控えめにするのが健康への近道であり、精神的な弾力も生まれてくるでしょう
☆性格に及ぼす影響
砂糖の過食はまず骨や神経をもろくする。
カルシウム不足を起こし、その結果、虚弱体質をつくり意志薄弱、姿勢が悪く神経質で我儘なエゴイストができやすく自我意識が強く、集中力がなく、あきっぽい。泣き虫で怒りっぽい。
気短かになりやすく、精神的にも不安定になりイライラする。
これは皆、カルシウムの欠乏と関係が深くあるようです。
カルシウムが不足すると感情的になりやすく、ヒステリックになると栄養学でも教えるゆえんです。
カルシウムの不足は脳細胞にも関係をもち脳の働きにも大きく影響する。
精神を集中して勉強や仕事をしようという人は、まず白砂糖の摂りすぎから正さなければ本当の安定した精神生活は望めないようです。
夜おそくまで仕事をしようとする時、糖分を補いながら励もうとお菓子を食べると、すぐ眠たくなってくたびれてくる。
勉強しようとするときは、胡麻などを食べてミネラル補給を考えた方が能率的でしょう。