日本はまだまだ鎖国中。

皆様ご無沙汰しております。
WEBディレクター・・らしいFです。


いつも時事ネタ・内輪話で馬鹿騒ぎしている感の否めないこのブログにさらにつまらな・・一括を入れるべく参上いたしました。

ということでWEB制作会社らしく今日は少し真面目なお話をさせていただきたいと思います。

職業柄、ネットサービスの利用動向や仕様に関しての調査を行いますが、今回は最近話題のSNS、フェイスブックについて考察してみました。


映画などでご存知の方もおられるとは思いますが現在世界に5億人を超えるユーザを抱えるモンスターSNSです。創始者は写真の右・・いや左か・・マーク・ザッカーバーグ氏

さてこのサービス、2008年に満を持して公開された日本語版はmixi、モバゲータウン、GREEなど既存SNSやTWitterなどに押され、いまいち普及が進んでいないのが実情のようです。

SNSサービスとしては申し分のない機能を提供し、世界中に支持されているフェイスブックが、なぜここまで苦戦しているのでしょうか？

そこには日本独特の文化が影響していると考えざるを得ません。
僕個人としてはやはり実名登録が基本のサービス利用だと言うことが普及の伸び悩む原因ではないかと考えています。

実名を公開するということはネット社会と現実社会を混同するということであり、自分の知らない人間が自分を知っている。何気ない発言が突然大勢の人間からバッシングの対象になるといったリスクが現実社会にもつきまとう事になります。

匿名性の高いネット社会と現実社会は区別して考えている。僕も含め日本人にはそういった鎖国的な思考が根底にあるような気がします。
事実、僕自身も実名を伏せているからこそこんな偉そうな考察をダラダラと書けていますし、それがデメリットかというと必ずしもそうとは思えません。

こういった良くも悪くも事無かれ主義の文化の違いをどう吸収していくか、実名公開のメリットがデメリットを超えるサービスを打ち出せるか、これが日本でのフェイスブック普及成功のカギとなるのではないでしょうか。

ある程度の普及が進めば、これまた右にならえの日本独特の感覚が味方して加速度的に利用者は増加すると予想していますので、これからもビジネスチャンスとして経過を観察していきたいと思います。

さてさて皆さんはこの黒船、どう対処されますか？