天井のシミを見つめて貴方の事を考える。


小説の一節にありそうだ。



でも、うちに天井のシミなんてない。


ただ真っ白な天井を見上げるだけ。



この時間も、

別の時間も


ただ貴方を思っているだけなのに。


貴方は気持ちを留めて吐き出してはくれない。



吐き出しても受け止めることは出来ない。


あたしも声にだしたくなくなる。



出せなくなる。