抗がん剤6クール目に、CTの検査も受けました。
結果は、主治医が「これは嬉しいな~!」と、高らかな声をあげるくらい、肝臓の腫瘍が縮小と、消滅していました。
「あと2、3回抗がん剤をすれば、手術の可能性も見えてきそうです」
その主治医の言葉通り、次回の診察で、来年手術をする予定だと伝えられました。
ポートの埋め込み手術で、こちらの病院へ、入院したときから、もしも手術が可能になった場合は、家族と相談し、手術を受けるかどうか、受けるなら、病院選びをしたいと、お伝えしていました。
違う病院で、手術するなら紹介状を書きます。と、快く、仰っていただき、2週間考える時間をいただきました。
父は、この主治医がお気に入りでした。
おそらく、後期研修医を、終えたくらいの、お若い先生でしたが
言葉選びに、気遣いを感じ、余命はもちろん、後ろ向きな言葉は言いませんでした。
父は、先生に手術をして欲しいと思っていました。