ダメカレ

出会いは友達の彼氏。

でもいろいろなことがあって、なぜか付き合うことに。

そして、今・・・別れてるのに付き合ってるみたいな変な関係。


たぶんダメ男です。だけどなぜだか離れられない自分に葛藤中です。

誰か・・・アドバイスください(>_<)

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友達として。

カレはさびしかったんだと思う。

なんだかんだ理由をつけて、遊ぶようになった。


あたしも、大好きだった男友達に彼女ができて、会えなくなったから、さびしかった。

その友達のことは、恋人じゃなくて友達として大好きで、ずっと友達と思ってた。

なのに、「彼女以外のアドレスは全部消すように言われた。」

って、簡単に友情が終わっちゃうのがさびしかった。


それから、カレと友達になった。

お互い絶対好きにならないって思ってるからすごく楽。

何でも言えるし、気を使わなくていい。


よく遊ぶようになった。

約束はするけど、行き先は教えてくれない。

いきなり京都に行ったりとかw

花広場にも行ったし、ラグーナにも行った。

カレは、いろいろ連れてってくれた。


あたし、付き合った人には気を使ってしまうから、疲れやすかった。

でも、カレは違う。

いろんなところに行けたのはカレがはじめてだった。


だんだん、だんだん・・・カレといるのが心地よくなってく。


でもわかってる。カレはゆかりが好き。

ゆかりのことが今でも大好き。


それよりなにより・・・やっぱりカレのこと好きになるのはありえない。

ゆかりだって良く思わないはず。ゆかりのほうがカレより大事。


あたしは、優しくておしゃれで、頼りがいがある、そういう人が好きなんだから。

カレはまったく違うじゃん。




「彼氏ができたよ。」

「彼氏ができたよ。」

ゆかりから連絡が来た。別れてからそんなにたってなかったと思う。

あたしはゆかりと相談して、カレにもそのことを伝えることにした。

「ゆかり、彼氏ができたんだって。」

カレはたぶん精神的にすごく弱いところがある。嫌なこと、辛いこと

は「見ざる・聞かざる・言わざる」になる。

立ち向かって解決しようとしなくて、自分の殻に閉じこもる。

あたしが伝えた事実を受け入れようとしなかった。

「今は一人になりたいって言って、俺と別れたんじゃなかった?」

「どういうこと?でも俺はゆかりを待つよ。俺しかあの子を理解でき

ない。」

でも数日たったある日、

「ゆかりに渡したいものがある。でも俺からじゃ絶対受け取ってくれ

ないから、ひなちゃんからゆかりに渡して欲しい。これ渡せたら、も

うあきらめるよ。」

それが何かはちょっと言えませんが、あたしの独断と偏見で渡しち

ゃまずいと思ったので、その場でゆかりに相談して、やっぱり、ゆか

りが受け取りを拒否したので、カレにそれを伝えた。

でも、それを境にだんだんカレも落ち着いていった。

これで関係が切れるかなと思っていたけど、その後も連絡があった。

カレは言わなかったけど、あたしはわかってた。

カレはゆかりをあきらめてない。あたしは唯一のゆかりとの架け橋

だから、なんとしてもつなぎとめておきたかったんだと思う。

もちろんそれはわかってたし、別にカレのことなんとも思ってない

から、無視しない程度に友達を続けていた。


ストーカーとお酒

カレはますますエスカレートして、

「●●で待ってる」なんて手紙を4日連続でゆかりの家のポストにい

れて、本当に待ってたこともある。ゆかりは行かなかったけど。

正直怖かった。ストーカーが身近で起きてる!!

「俺、ゆかり以外一生好きになれない。いつかあの子はもどってき

てくれる。待ってる。」

もう、何を言っても無駄だった。

あたしは、恋愛って、なんだか信じられなかった。人の気持ちは変

わるし、うまくいかなかったら別れればいい。恋愛は楽しめなかっ

たら意味がない。去ってく人はそのままバイバイしたらいい。

その時はそう思ってた。

今は、うまくいかなくて辛くても、あきらめられない気持ちわかるよう

になった。皮肉にもカレのおかげで。

・・・とりあえずそのときのあたしはカレの暴走を止めるべく?カレを

諭そうと必死になってた。

そのころから夜中によく電話がなるようになった。

「ゆかりぃ~。愛してるぞー。」

完全に酔ってる。あたしに向かって、ゆかりの名前を呼んで、時々

電話の向こうで泣いてた。

カレのストーカー行為や夜中の電話にひきつつも、あたしがいな

かったらどうなるかわかんない・・・なんて、なかなか関係を絶つ

ことはできなかった。

カレの泥酔状態は半端じゃなく、そのころアルコール依存症の勉

強をしていたので、本気で心配していた。

友達の決断

「あたし携帯かえる。ひなには教えるけど、カレには教えないでおく。

ひなはカレに聞かれても、知らないっていって。」


別れるって言ってからもカレのこと、好きで揺れてたゆかりも、こんな

大事なときに何にも話し合ってくれないカレにほとほとあきれて、疲れ

てしまっていた。


正直仲裁にはいっていたあたしもきつかった。


これで、完全にゆかりとカレは別れることになるし、あたしもカレとは

関わることがなくなるってほっとした。


・・・でも数日後のこと。


「今、ゆかりに電話しても、メールしてもつながんないんだけど。

なんか聞いてない?」


・・・今更話す気になっても遅いよ。そう思った。


「実は、ゆかり疲れちゃったからしばらく独りになりたいんだって。

携帯は変えて、仕事場の人以外は教えないみたい。

あたしも教えてもらってないよ。連絡できるようになったらしてく

れるって。もう別れたつもりでいるよ。」


これはゆかりと打ち合わせして、決めた台詞だった。知らないっ

てことにすればカレだってどうしようもないし。


「ゆかりがそんなことするわけないじゃん。知ってるでしょ?教え

てよ。」


あたしは知らないって一点張りでカレもとうとう何も言わなくな

った。

あきらめてくれた・・・と思ったら、今度はカレがストーカーちっく

になっていった。


「どうしよう。ポストに手紙が入れてあった。・・・コワイ。ひなから

カレにもう連絡をとる気もないし、会うつもりもないって言ってく

ないかな?」


やっぱり板ばさみ生活からは抜け出せなかったみたい。


「話をしなかった俺が悪いから、誤るからとにかく一回会ってって

ひなちゃんから伝えて。」

「・・・て伝えて。

「・・・て伝えて。」


伝言板の役をこなしつつ、あたしの中にはゆかりの力になり

たいって気持ちと、カレが本当にゆかりのこと好きなんだっ

て言うのがわかって可愛そうって気持ちも・・・少し出てきた。

別れ話

突然の別れ話。


あたしが知らないところで、きっといろいろなことがあったんだ。


ゆかりから頼まれたとおり、あたしはカレに電話をした。

何回かかけて、やっとつながった。


「・・・ゆかりと話してあげて。」

「やだ。俺、ゆかりとは別れないし。ゆかりも考え直すと思う。

だから待ってる。ゆかりが俺と戻りたいって思うまでは、連絡

とらない。」


「ゆかりは本気だったよ。やなことあると、逃げて目を背ける

とこも嫌なんだって。でも今話せば何とかなるかもしれない。

だから逃げないで!」


・・・切られた。


今度はゆかりに電話した。


「カレは別れたくないんだって。ゆかりと別れたつもりもなか

った。」

「あたしがあんな事言ったから、嫌いになって連絡取ってく

れないとも思ってから・・・よかった。」


「よかった。」

別れたいのに、相手が別れたくないのを知って少しほっと

してるゆかり。


幸せそうだった2人を思い出して、悲しくなった。


カレはそう電話に出てくれなかったけど、なんとか連絡が

とれれば、ゆかりに報告した。


カレは以前別れる気はなくて、ゆかりも揺れてる。

2人はあたしを経由してでしか連絡ができない状態にな

った。


あたしは当然ゆかりよりだったけど、正直ゆかりの気持

ちが揺れていたから友達としてどうするべきか答えが

出なかった。


こうして先の見えない三角関係は、ずるずるずるずると

続いていった。


それはゆかりの決断で・・・急展開を迎えることになる。