さようなら、メキシコ

とうとうメキシコを去る日がやってきました
あと数時間後には、メキシコシティを飛行機の中から眺めていることでしょう



引っ越しが終わった後のこの2日間は、大家さんとの家の空け渡しの手続きさえやれば、特にやる作業もなく、最後のメキシコ生活を噛み締めながら、友達が開いてくれた送別会に出席したりして過ごしました



こちらのママ友同志は皆仲が良く、だからといって全員が集まると人数が多すぎるので、2日間に分けてやることになりました。
でもちゃんと連携を取って、メッセージアルバムは1つに纏めてくれ、プレゼントはくみくみのリクエスト通りの物を頂きました

このママ友達なくして、くみくみのメキシコライフはここまで楽しくなれなかっただろうと思います。
素敵なお友達に恵まれ、いくら感謝しても足りません



ずっとここで楽しく過ごしていたいけど、でも自分の為にはここがちょうど潮時なのかなって思うところもあります。



なぜなら、やはりここは限られた人達だけの特殊な社会。
似たようなタイプの人達だけで集まっているので、それはそれは心地良く過ごせるのですが、あまりにそこに慣れすぎてしまうと、世間知らずというか、箱入りオバサンというか、井の中の蛙になってしまいそうで、危険な気がしてるのです



元々くみくみは、おだてられると登っちゃうブタなので、世の中には想像も出来ないくらいすごい人がいっぱいいて(特にピアノの世界で)、くみくみなんかはほんの取るに足らないショボい存在だということを、常に意識していられる状況にいた方がいい。



また、世間には色々な意味で様々な人がいて、それぞれ違う生活スタイルや価値観などを持っているということを、もっと身に染みるように知っておいた方がいい。
そうでないと、不用意に発した言葉が、時には誰かを傷つけたり不愉快にしてしまうことがあるから。



駐妻というのは、海外に出て行って、一見幅広い世界を知ってるように見えるけど、じつは了見の狭い偏った人間を作ってしまう危険要素も潜んでいると、この4年半の間に学んだ気がします。



そういう意味で、居心地の良い場所を飛び出して、生活をリセットするのは、自分にとって良い機会なのだと思います



メキシコを離れるのは本当に寂しいし、久しぶりの日本がちょっと怖くもあるけど、気持ちを切り替えて新しい生活に目を向けて行こうと思います



本当は今日でブログ最終回にするつもりでいたのですが、なんだか長くなってしまったし、ゆっくり記事を書いているとフライトに間に合わなくなりそうなので、無事に日本に着いたら、その報告として最終のブログアップをすることにします。
そう言い続けてエンドレスにならないようにしなくては…



では、メキシコの皆様、本当に長い間お世話になりました
いつかきっと、メキシコに戻ってこようと思います。
本当に本当に、ありがとう
Muchísimas gracias








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