たのむから

おれを

人形の

ように

あつかうな

へんじんの

ように

あつかうな


おれを

おれが

おれだという


ただ


それだけのことで


わらうな


わらうな


みくだすな


わからないだろうが


おれは

ずいぶんと

たいせつなことを



あのときから



しっている
今日も誰かが舌打ちをする

今日も誰かが無視をする

今日も誰かが聞き入れない

今日も誰かが疑う

今日も誰かが我慢している

明日も

今日と

同じことが起きる

心が寂しければ

寂しいと言えばよいのに

誰も

そんなことは

言わない

そんな態度は

弱さで

固めた

誰かの

思い違い



俺は

それを

見て

どこまでは

自分が協力することが

できて

どこからは

踏み込むことの

できない

領域

なのか

考える

考える

いつも考える

ときに

それを

無視したり

怒ったり

嘆いたり

とにかく

ふくざつに

からみあっている