二定食
学食は、割安な代わりに中途半端な分量である。
食ったのか食っていないのかはっきりしない。
痴呆の老人なら、食った直後に食ったことを忘れて再び食券を求めてしまうかもしれない。
しかし実はそんなことを考える自分の満腹中枢がおかしいのかもしれない。
最近よく胃がもたれる。だのに無性に腹が減る。
今日もそんな学食を食べる。
鳥ステーキ。
食べ終わってチロルチョコを食べる。
ホワイトクッキーが気に入っている。
しかしあまり食った気がしない。
別に昼を抜いていたわけではない。
昼も学食だった。
カキフライ。
しかし朝は食っていない。
人間一日三食とすれば、一食分の空きがあるわけである。
学食が安いのも手伝って、ここらで二定食まとめて食ってみてもよいかと思う。
実はいつかやってみたいと思っていた。
胃がもたれるのはまた先の話である。
そこで今度は天丼を頼むことにした。
荷物は席に置いておく。
しかし隣に座っていた4人組にともすれば変な目で見られそうだったので結局席はかえた。
天丼を持って席に着く。
そして手をつけようとして気づいた。
海老天がない。代わりにちくわ天が入っている。
つゆはべったりしている。それは別に悪いことではないが。
だまされたような気持ちもしたが、頼んでしまったものは仕様がない。
結局全部平らげた。
そうして今家に帰ってこれを書いている。
案の定腹がくるしい。