私の中に、

 

女性の中で働くには

気をつけなきゃいけない。

 

という想いがずっとあった。





 

原点は大学時代のバイト先

 

 

大好きだった場所なのに、苦しくなって居られなくなった。

 

まず、仕事が出来なかった。

 

教えられたマニュアルは覚えるんだけど、

それ以外のことができない。

 

容量良くするとか、

臨機応変にするとか、

その場で他の人とコミュニケーションとりながら協力するとか

 

 

指示通り

マニュアル通り

ではないことに対応できなかった。

 

 

休憩室においてあった、

バイト同士の交流のための「みんなのノート」に

公開ダメ出しをされるほど。

 

 

そして

バイトの先輩と付き合い始めたら

年上の女性たちの間で

「男がいないとバイトに来ない」という噂が立ったこと。

 

 

後輩の男の子と仲良く喋っていて

報告を忘れていたら叱られたこと。

 

 

そんなことから

女性の中で働くには気をつけなきゃいけない、

という意識が出来上がった

 

 

気をつけて、と緊張しているから

周りをのびのびと見れなくて、

一緒に働く人の視線ばかり気にして

ますます仕事が出来なくなった。

 

 

なんとか挽回しようと

いろんな時間帯の仕事を覚えようとしたり

早朝も深夜も居残って作業したけど

居心地はどんどん悪くなるばかり。

 

 

 

どうしてそうなったんだ、と

自問自答すると

 

 

 

カンが鈍いから

臨機応変に動けないから

マニュアルがないと分からないから

自分の自信を失う考え方しか出てこなかった。

 

 

 



 

 

今、

現在のバイト先でも

おんなじ状況が起きていて

 

 

やっぱり私は仕事が出来ない、と苦しくて

女性が、怖い。

 

 

なんなんだろう、

このループは…

 

もう自分否定だけはしたくなくて、

胸の奥から自己否定の想いがでてくると

言い聞かせる。

 

仕事が出来ないのはもう仕方ないことじゃないか、

手先の器用さとか、視野の広さとか

気づけるか気づけないか、なんて経験していかなきゃ広がらないし

生まれつきのところだってあるだろうし。

 

別にさぼったり、楽しようとしてる訳じゃない。

コミュニケーションは少ないかもしれないけど、

挨拶もしてるし、失礼の無いようにしてる。

 

少しずつ、一個づつ、できることをやっている。

充分頑張ってる。

 

 

と言い聞かせるんだけど、

全然力が出ない真顔

 

 


もっと、本当に思ってることがあるよねって

探ってみると

 

 

仕事が出来ない、とくっついている

「女性が怖い」

という想い。


 

これ…反対なんじゃないか?


 

仕事が出来ないから、

一緒に働く人(女性)が厳しいんじゃなくて

 

「女性が怖い」という想いがあるから

仕事が出来なくなってるんじゃないか。

 

 

怖くて萎縮してるから

コニュニケーションが取れなくて

視野が狭くなる

体が硬って手先が不器用になる

 

 

 

 

「気をつけなきゃ」

という意識って、

まるで敵に囲まれている小動物の意識不安

 

もし、相手が私の何かを不快に思ってるのだとしたら、

それは仕事が出来ないからではなくて

人のことを敵にしているそのスタンスなんじゃないか


 

人の視線が気になる、と思ってるけど、

私自身の視線は何に向いてるのか。

みんなでこの商品を仕上げよう

と思ってたら視線を向けるのはその商品とかその作業工程とかの方なのに

私は人のことばかり気にしている。

 

 

あ〜〜!しっかりしろ、私!!