航空自衛隊松島基地は東松島市の旧矢本町側に位置しております。
その「矢本」について、あれこれ書いてみたいと思います。


まずは矢本の由来について。
1189年、源義経は、藤原泰衡の奇襲攻撃を受けて衣川の館で自刃して果てました。
その時、義経は愛鷹8羽を放し逃がしたのだそう。
それらの鷹はこの地に飛来し、当時この地にあった「大槻」に棲みついたとされています。
大槻とは現在の「滝山公園」付近の地域です。

古く鷹を数える場合は、「大鷹一本(ひともと)」などと数え、この地に飛来した鷹は「八本(やもと)の鷹」であり、この地は始め「八本(やもと)」と呼ばれたそうです。
「八本」は後に、「谷本」「矢本」に変化したものと云われています。

 

矢本町旗はこちら

 

これは義経の鷹がこの地に飛来した様子を表しています。

 

大鷹が両翼を広げ、飛来する様子ですね。



「鷹来の森運動公園(たかぎのもり)」もこのような歴史的背景から命名されております。

 

 


色んな遊具もあり、小さな子供と遊ぶには良い場所ですよ♪

そして矢本町時代のマスコットキャラクター「やっくん」
これって何者?鳥?何の鳥?
そう、先ほどの矢本の由来から「矢に跨った鷹」なんです!
んー、個人的にはオウムに見えてしまうのですが・・鷹です!


当店の焼き菓子「矢本のやっくん(アーモンド&ごま)」も東松島市となってからも販売継続しております。

 

 

当店の住所は、
宮城県東松島市矢本字蜂谷浦25
なのですが、東松島市となってからも住所に矢本が残っている地域なのです。

街の所々にやっくんの看板などまだ残っていますので、探してみて下さい音符

 

 

ゴミ収集車にもやっくんが音符

 

「やっくんヤヤヤ」のCDも音譜

こちらの画像は東松島市コミセン@NPO法人東松島市芸術文化振興会さんからいただきました。

https://twitter.com/comcen_npo?t=UkM063qzN5LjZGWZiB_IJw&s=09


少年野球では第〜〜回やっくん杯

が今でも毎年開催されております⚾ 


航空祭の前夜祭である、矢本夏祭りでは「やっくん音頭」が流れてきて、友達と屋台を巡ったり、ミニ四駆大会に参加したのが懐かしいです。
小学4年の時にミニ四駆大会で優勝出来た事もあります♪

「ハイパーダッシュモーター」等のワードを聞くと懐かしい!と思う男性の方もいるかと思います♪

めちゃ流行ってましたからね。

矢本夏祭りでやっくん音頭の中「ミスブルーインパルス」や松島基地の隊員の方が盆踊りを踊っている映像を残してくれている方もいらっしゃいます。ありがたい。

 

 


当時は夏祭り&航空祭は町のイベントということで町全体で関わっていました。

現在では航空祭に地元の商工会も一切関われなくなっているようです。。
全国的にそのような流れのようなので、時代と共に仕方ないですね。

ついでに「ブルーインパルス音頭」もどうぞ♪
震災後、ブルーが松島基地に帰還した時

 

 


振り付け動画

 

 



ちなみに東松島市のキャラクターはイート&イ~ナです。


愛称の「イート」は、東松島市の東(イースト)と心(ハート)が融合した名前。

イート君の妹がイーナちゃんです。
動物とも人間ともいえ、男性&女性、大人とも子供ともいえるキャラクターです。
耳はハート型で、心が集う都市と市の花桜の花びらを表し、東松島市の自然豊かな将来像を表しています。

完全に個人的な予想ですが、市民に「やっくん」と「イート&イ~ナ」の画像を見せて名前を言えるか調査したら、
40代以降ではやっくんの方が正解率高そうな気もします。たぶん。。

まだまだ矢本の魅力はあるのですが、今回はこの辺で。
引き続き「矢本」を宜しくお願い致しまーす♪

 

※沿革

1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行にともない、矢本村・大曲村・小松村の計3か村が合併して鷹来(たかぎ)村が発足。 1940年(昭和15年)4月1日 - 町制施行し、矢本町となる。 

1955年(昭和30年)5月3日 - 赤井村・大塩村と合併し、新制の矢本町が発足。

2005年4月、矢本町と鳴瀬町が合併し東松島市となる。