滅多に学校で姿を見る事がなかったかつての教え子・哲男が数年前、僕が出演する「父と暮せば」を観に来て終演後。。。
「おっさん、俺とも二人芝居やってよ。」と、突然。
「おお、いいぞ。」
「言ったな!絶対だかんな!!」
というわけで、今回の公演と相成りました。...
哲男は、気がついたら劇団チキンハートの劇団員となっておりました。しかも映画を撮りはじめ、「おっさん、オレ映画撮っから出てよ。」「おお、いいぞ。」というわけで出演し、その作品は今あちらこちらの映画祭にチラホラと出品され好評を得ております。「宝物の抱きかた」という映画です。いいんですこれが。いまは、榎本桜を名乗っております。「桜」ってツラじゃねえだろ、と思いますがまあいいでしょう。

脚本/演出は貞岡秀司氏に頼んだと言います。
貞岡氏は、同じ専門学校で長い間共に講師を務めていた、いわば戦友です。いつまでも二人で呑んでいられる貴重な飲み友達です。貞岡氏の脚本を演出させていただいたことはありますが、演じさせていただくのは初めてです。小心者としては戦々恐々であります。

寺澤美央女史は、彼女が高校時代に演劇を教えていたことがあります。もちろんインチキでしたが。僕がね。彼女は今、劇団俳協さんに所属する立派な女優さんであります。インチキに教わっても、育つものは育つのであります。ああ、よかった。

そして鎌野紗惠子女史は、昨年暮れに「反逆のワイドショー」で共演させてもらって以来、大ファンになった素敵な素敵な女優さんです。

楽しみです。
きっと、ダメダメで情けなくてアタタカイ作品になります。
ぜひぜひ、足をお運びくださいませ。

それにしても。。。

「二人芝居」といっていたのに、気づいたらステキ女優が二人も参加しとる。なぜだ哲男。まあ、気持ちはわかるけど。