完全に馬鹿にされてる




完全に見下されてる








なのに




自然に声が上擦る




あれ?




俺実は




Mなんじゃないか





なんて思ったり




自問自答。




しおりホント気持ち悪い








手がね




すーって伸びてきて




しおりの目の前で止まった




白い診察券




お馴染みの油性ペンで書いてある




奴の名前








手だよ?




手がね




すーって








思わず伸ばした手




首を横に振る 我に返る




手を引っ込めて






『 病院の診察券 』






いたずらっ子みたいに笑う




それで




君は前者?僕が後者なの?










君の細い手首に




<あの痕>はなくても




僕の好きな 君の それ。


















***




後半




しおり完全に乙一中毒じゃん\(^o^)/


GOTH 夜の章 (角川文庫)/乙一



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僕はあの子に比べたら

女の子らしいところがない

僕はあの子に比べたら

面白さがない

僕はあの子に比べたら

キャラが定まってない

僕はあの子より

勉強ができない

僕はあの子より

性格が悪い

僕はあの子より

見た目がきもい

僕は

僕は

僕は。




あの子に勝っているものが何もない


あの子はいろんな人と仲良くなれる

僕は壁を作る

僕は境界線を引く

僕は僕の中に

誰も入れたくないところがあって

相手が誰であれ

嫌なものは嫌で。

あの子は大好きだ

でも、奴が好きすぎて

誰彼かまわず壁を作ってしまう

完全に病気だ、依存だ、

自分が一番嫌いな自分に

一歩足を踏み出したみたい。