新元号が発表された日、彼がオンタイムで発表を見たいというので

早めにお昼を食べに食堂に向かった。

 

いつも一緒にお昼に行く先輩にも声を掛けたみたいだけど、先輩は来なかった。

 

テレビ近くの机に陣取り、二人で新元号の発表を見た。

 

 

翌日の朝、事務所に向かう階段で彼と一緒になった。

後ろから来た彼は、私の手を握ったあと、軽くお尻を触った。

 

「なんか元気ない?」と聞かれたから

「そんなことないよ」と答えた。

 

 

彼が、

「よく考えると、昨日hakoと二人でお昼を食べながら一緒にあのテレビを見たというのはすごいことだよね~。」

「あの瞬間をhakoと二人で目撃したんだよね~。」

と少し恥ずかしそうな、でもうれしそうな顔をしながら言った。

 

 

彼に言われるまで、そんなこと考えもしなかった。

確かにそうだ。そんなにしょっちゅうある出来事じゃないもんね。

 

 

彼がそんな風に思ってくれていたことにすごく驚いたけど、すごくうれしくもなった。

 

 

 

 

2019/4/1,2のこと