8月6・7日は、あけといてねー。

ERICAからのお誘い。

私:んっ?何があるの?

ERICA:福岡行くから。

私:なんで?

ERICA:ドリカムのワンダーランドがあるらしい。
    チケットの抽選に応募したから。

私:当たった?

ERICA:んっ?いや。当たる。

私:ふ~ん。

・・・・・・・・・・・・・・・・


そして、電話。

当たったから、ドリツアー会議しよう。

あっ、そうなの。

・・・・・・・・・・・・・・・・

台風9号、接近。

時速7km。おっそ。

8月6日、出発当日。

予定していた飛行機は早々と欠航が決まり

用意周到のNANAとERICAが相談して

2日前に夕方のJAL便をおさえていました。




前々日に便乗して福岡行きを決めた姪っ子のHONAMI。

前日に、チケットとった?と電話で聞くと 

あ 濁音っ」

マジッ???

いや、OSAですなー 笑




鹿児島からレンタカーで行く予定の私たち。

早く出れたらそっちのほうがいい!と

キャンセル待ちのため、朝から飛行場へ。




・・・が、そこにはキャンセル待ちの番号を待つ長蛇の列が。

私らは、チケットとれてるからいいか。

でも、HONAMIは並ばんとね。

そして受け取った番号は180番。




番号をもらうのを待っている間にも

次々と航空便の欠航が決まり

鹿児島行きは、自分たちの乗る航空便の

2つ手前まで欠航。




とりあえず、ここで待っててもしょうがない。

まだ欠航が決まっていない便は17時05分~

私たちは17時40分。




原ハブやさんをのぞきに行こう!と

空港を出ました。

怪しい・・・この天候、飛ぶのか・・・



$これでいいのだ!!



それぞれに不安を抱えつつも

あまり言葉にはしない。

行ける!という期待の方がはるかに強い。




原ハブやさんを出て、昼食にしょうということになり

手広にあるフット・ベアーを目指しました。

到着・・・クローズ。

時間が、少し早いようでまだ準備中?

車を降りて、海を見ました。

潮風がきつく、海水が舞い上がって

視界が白い霧のよう。



$これでいいのだ!!



車に急いで戻ると

来る途中、新しくオープンしたお店あったから

そこに行こう。とkyo-ちゃん。




海の駅と書いてある、そのお店のメニューの写真は

あまりにも実際にきた料理と違いがありすぎて

『おもてなし』を大事にするERICA様はご立腹!!笑





でも、ここは彼女のお客様を思う優しさ。





確かに期待したものと違えば

ガッカリ度はかなりのもんだと思う。

実際、インドカレーを注文した

隣のお客様が帰ったあとのお皿は、

ほとんど手を付けていなかったのです。




ポテトサラダがのっていなかったり

エビフライがしっぽのない違う形だったり

細かいことをいえばきりがないくらい・・・

もったいないなー




ちなみに、私はガッツリ食べましたが。

うどん、美味しかったから!




・・・と、そこで電話。

旅行会社の我らがISUZU姉さん。

前の便の欠航が決まった、と。

う~~~~~

鹿児島発、3時55分の便が

奄美へ到着することができればおそらく飛べるだろう・・・と

かすかとも思える希望の情報も。





もし今日がダメなら、名瀬に泊まって

明日の朝一からキャンセル待ちしよう!と

意気込みは変わらず。




そう、ドリームランドは明日の午後。

それには、絶対、なにがなんでも行く。

気持ちは、みんな一緒。



福岡で泊まる予定のHONAMIの姉、IKUMIにメール。


あやういっス
イヤ、いける、いけるー(>人<)
最悪、明日、キャンセル待ちー


返信。


行けるー!!
船も今日、欠航?



( ̄_ ̄ i)えっと、船は昨日で欠航してます・・・

船が先だと覚えておいてねー

カワイイやっちゃ (笑)



そしてそして、ジェラート屋さんで

冷たくて美味しいデザートを食べながら

携帯を数分ごとにチェックするERICA嬢。

どんどん決まる欠航便。

私たちは、まな板の鯉状態。




それでも、まったりのんびり。

だんだん、風おさまってきたんじゃない?とJYOー。

そうであってほしい・・・



長々、お邪魔するのもなんだからと奄美パークへ。
(いや、十分お邪魔したあとですが・・・)




車の中では、肩の力が抜けた会話。

名瀬泊まりだったら、どこの居酒屋行く?

どんなに状況が変わっても、楽しさだけは変わらん (笑)




奄美パークへ入ると

映像で見る台風情報が・・・

んっ?

時速20km!!早くなってる!!!

さっきまでトントン拍子に欠航が決まっていたのに

私たちの便は、まだ大丈夫。




もしや、もしや・・・?




とりあえず、田中一村の絵を見てこよう!!

入場料は600円。

確か前にも見たことがあったはず。

絵を見ながら、記憶が蘇ってきました。




時間がたっぷりあったので

じっくり堪能。




絵は、よく分からないけど

水墨画というのか、墨で書かれた風景に

色を重ねた絵が私は、好きでした。




木々の一本一本が細かく描写されていて

その間を走る河が、岸に押されて躍動感を放っている。

鳥や花は細かい線で、繊細な羽毛や弾力性が表現され

見事な遠近も印象的でした。




未完成の絵がまたなんとも言えず

これから重ねて描いていく様子が伺えて

一枚の絵に込められた情熱が

ひしひしと伝わってきました。




あまりの感動に思わず大きな声になってしまう私とERICA。

こんなに開放的に、自分の見る景色にふれることができて

なんともいえない幸福感をこの旅行で何度感じたことか・・・




そして、ひたすら絵に集中しているときに

HONAMIから、全便欠航になってる!とまさかの電話が。

すぐに、チェックし始めるERICA。



ふと顔をあげ、

『まだ、大丈夫。』と。



それから間もなく、またHONAMIからの電話。

鹿児島の空港にいる、お父さんから

3時の奄美行きの搭乗手続きが始まったと連絡が・・

もちろん、条件付きだろうけど、

私たちは、もう行ける気満々(笑)




『ヤッターーー!!すごいすごいっ!!!』

やっぱり、私らって・・・




はやる気持ちを抑えながら、絵を見続けました。

ふと、

「一村が残した言葉とかないのかなー?」と私。

すぐに察したように

「あるよ。」とERICA。





友人への手紙に記された言葉は、深く、深く・・・

自分の心に嘘はつかない。

そう決心してこの島に来た。

魂が求める本物の人生を歩く。

そこには、そんな強い信念がくっきりと詰まっていました。





まだ、始まっていないはずの旅行は

中々の絶好調。

いろんな意味で、早くもお腹いっぱい。

やばいっ、相当、楽しすぎるんですけれどもーーーーー!!!