私は現在27歳平成元年生まれです。

父と母と私の3人暮らしでした。

私が生まれた時からか後からかわかりませんが、父は体が弱い人という印象がありました。

私が小学1年生の頃から父は車椅子生活を送っていました。
父は入退院を繰り返していました。

そんな父を母は介護していました。

それでも3人とも仲よく幸せに暮らしていました。










ある日

父の様態が急変しました。
私はその時小学5年生になりたてでした。

入院生活を送っていた父でしたが日に日に父ではない父になっていました。
言葉もまともに話せない赤ちゃんみたいになっていました。
それを見るのが辛かったです。

けど今思えば母の方が辛かったのでしょう。

父の母がお見舞いに来ると体調もよくて見ていて安心してました。

ですが父の母が帰ってしばらくたったある日また様態が急遽しました。

母が「今日は病院に泊まって3人で寝よ」
と私に言いました。

次の日父は亡くなりました。

父が亡くなった…

実感が湧きませんでした。

母が私に手帳とテレホンカードを渡してきて
「ここに書いてる人全員にお父さんが亡くなった事を教えて」と言われたので1人1人電話しました。

ふと母の方を見るとこちらに背中を向けてました。

私が母を守らないといけない
母を楽にさせてやる

その瞬間誓いました。