子供たちは痛みについて新鮮に反応します。
それは、不安であったり、とまどいであったり、
悲しみ、怒りであったり様々です。
私は治療を通じて子供たちの痛みと向かい合うことが多いのですが、
多くの子供たちは初めての痛みに戸惑っているように思います。
今日もそんな患者さんが一人。
小学男子三年生学童野球部員。
練習中に足を捻挫した模様。
立派なびっこで来院です。
お母さんと来られたんですが、
違和感①
親があまり心配そうでない。
まずは話す。患部を確認。
受傷後三時間経過しているが、腫れや内出血は無い。
違和感②
訴えのわりに症状が無い。表情が明るい。
患部を触診。
「ここは?」
「痛い!」
「ここは?」
「痛い!」
「ここは?」
「痛いたいたいたい!」
違和感③
とにかく全部痛い。
電気治療をしつつ、少し放置。
二度目の触診。
「ここは?」
「痛い。」
「ここは?」
「痛くない。」
違和感④
落ち着いてくると、痛みの部位が変わる。
彼の痛みの歴史はどうやらこれが初めてで、
擦り傷や、切り傷はあるものの、
捻挫の経験は初めてのようです。
このように痛みとは経験そのもので、
経験から考え判断することが重要です。
しかし、経験が無ければ不安で戸惑う。
戸惑うから、訴え方も分からないし、判断できない。
つまり、この痛みは危険性はあるのか、無いのか?
今日、彼は大丈夫と踏んだようです。
帰りは元気に一人で歩き、痛みも無いようです。
たまらない笑顔です。
今日も最高の一日。
ありがとうございました。