「自分の感受性くらい」
茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを暮らしのせいにはするな
そもそもがひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
「自分の感受性くらい」 (昭和52年)所収
責任は自分に在りです
分かってはいても、時代、環境、家族、友人、仕事、会社、取引先、等々誰かの何かのせいにしている自分に気付き、嫌気がさした時に思い出せるようにしています。
だいすけb
茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを暮らしのせいにはするな
そもそもがひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
「自分の感受性くらい」 (昭和52年)所収
責任は自分に在りです
分かってはいても、時代、環境、家族、友人、仕事、会社、取引先、等々誰かの何かのせいにしている自分に気付き、嫌気がさした時に思い出せるようにしています。
だいすけb









