(→こちらの続き) [⑨はそのうち・・・]
悠奈とフィリアが激突する一方で・・・
こちらでは、更に激しい魔力の衝突が場を震えさせる・・・
高まる魔力は五分と五分 !!
こういう場合、戦いは均衡状態へ至る・・・
だが、それは攻め手を欠いていた場合の話・・・
ここから戦闘は更に加速する・・・
穿て !! ゲイ・ボルグ
貫け !! グングニル
ルシファーの手元から放たれた
黒と白の2つの槍がガブリエルを捉え、抉る・・・
だが、それは空を交差する・・・
ガブリエルの速度は2つの ''槍'' を軽く凌ぐ・・・
交差した槍は天と地へと分かれる・・・
『その程度のスピードでは俺を捉える事など不可能だ』
『ルシファー』 ふむ、その様じゃな・・・
じゃが、我は ''それ'' が ''全力'' だとは一言も言っておらぬがな・・・
''流転'' (るてん)
ダーク・デュランダル
ルシファーがデュランダルを1回転させると、
銀色の刀身・・・、そして 剣そのものが
禍々しい黒色(こくしょく)へ変わる、更に・・・
デス・ゲイ・ボルグ
カオス・グングニール
2つの槍までもが黒く染まり、その速度を跳ね上げる・・・
空に上がった黒い星は向きを変え、量を増やし、
目標を穿つ 天・六十四衝・・・
64の槍が空からガブリエルに向けて降り注ぐ・・・
『悪くない・・・、だが、惜しいな・・・』
ヴァニティー・リッパー
赤い鎌が2つの扇状(せんじょう)となり、
鋭く回転を始める・・・、それは全てを
斬り刻む死神の刃 !! クラウ・ソラス・リッパー !!
ゲイ・ボルグとリッパーが互いを削り合う・・・
そして、それは ''好機''
地中を抉るそれはガブリエルの足元から
心臓を目掛けて貫く !!
が・・・、その姿は後方へ一瞬で消える !!
ティルヴィング・ディメンジョン
『ふっ、良い連携だな・・・、見事だ、麗帝よ・・・』
下天華葬
ルシファーの黒い一閃が上から叩き付けられる・・・
ダーク・デュランダルにおける剿滅の一撃・・・
対 ガブリエル戦において初めてまともに入った有効打である・・・
戦闘経験の高いルシファー は
槍(フェイク)を交えて、魔力の流れる先(空間ジャンプ先)
へ先回りした・・・、これが先の戦闘補足である・・・
『ふっ、ふはははは、そうでなくては困る !!
それでこそ俺が ''本気'' を出すに相応しい !!』
魔力の爆風を風で吹き飛ばし、
ガブリエルはルシファーへ向け更なる威圧を放つ・・・
『ルシファー』 ほぼノーダメージとはな・・・
やれやれじゃ、しかもあやつの魔力がどんどん上がっておる・・・
『今度はこちらから行かせてもらう !!』
ティルヴィング・ディメンジョン
天羽々斬・八刃
『ルシファー』 ・・・ちぃ
何もない空間から突如、八つの斬撃が繰り出される・・・
ルシファーはデュランダルでその八刃を払い除(の)ける
だが、その剣はそこで終わりでない !!
『ルシファー』 そこなのじゃ !!
ぎぃぃーーん
見えぬ刃と剣が弾き合い、音だけが甲高くこだまする・・・
『一度見た技は効かぬという訳か・・・
だが、刃に気を取られすぎたな・・・』
ミストルティン・アイスベルク
ルシファーの足が一瞬で氷付く・・・
『ルシファー』 くっ・・・、小賢しいの・・・
『さぁ、俺に見せてみろ !! 剿滅の麗帝と呼ばれる力を !!』
ギルティ・レクイヱム (ドゥームブリンガー・レクイヱム)
一瞬にしてガブリエルに強大な力が収束される
音と魔力の融合 !! 死を以てその罪を購え !!
その強大な波動がルシファーを今、押し潰す !!
『ルシファー』 足が固定されておる以上、逃げる事は不可 !!
なれば、より大きな力を以(もっ)てブッ飛ばすだけじゃ !!
イチバイバル・ヘル
ダーク・デュランダル
弓を構え、魔力を込める !!
その弓はバリスタ(投擲弓)となり、大地に刺さる
剣を ''矢'' とし、撃ち出す !!
魔力を込めた剣は巨剣となり、レクイヱムとぶつかる・・・
ヘル・デュランダル
その剣と波動は鬩(せめ)ぎ合い、力が破裂する・・・
魔力が風となり駆け巡り、音が次の戦況を告げる・・・
きゅーーん
距離を取った両者は得物を弓へと持ち替え、
戦闘を継続する・・・
イチイバル・ディストーデッド
その弓の軌道は ''歪'' であり、
例えイチイバル・ヘルであろうと正確に矢を撃ち抜くのは難しい・・・
『ルシファー』 厄介な弓じゃな・・・、斜線がぐにゃぐにゃじゃ・・・
ルシファーはその矢(ディストーデッド)を目掛けて撃つが・・・
それは、撃った矢を躱し、螺旋を巻きながら、ルシファーへ迫る・・・
『ルシファー』 もはや ''矢'' の域を超えておるの・・・
ルシファーの発言は正しい
魔剣は使う人物次第で形状及び能力(一部)が変化し、
それは魔力が高い者程、顕著に表れる・・・
『ルシファー』 じゃが、''矢'' であることに変わりはなしじゃ !!
1つの矢に対し、逃げ道を塞(ふさ)ぐ様に複数の矢で正確に撃ち抜く
これが ''聖遺物'' イチイバルの ''必中'' である
・・・が、もし相手が ''それ(矢と矢での戦闘)'' 等、狙っていないとしたら・・・
ルシファーの背後から空間を斬り裂き、
矢がルシファーを捉える !!
彼女はそれを感知し、躱すが・・・
それは曲がり・・・、うねる・・・
『ルシファー』 しまっ・・・
イチイバルが手から離れ、ディストーデッドに絡(から)め取られ、
地面へ転がってゆく・・・
(補足:ディストーデッドの尾(矢尻)がイチイバルへ巻き付いた)
『ルシファー』 狙いは 初(はな)から ''武器'' という事じゃな・・・
『ふっ、戦いとは一挙一動 を楽しむもの、そう思わないか ??』
『ルシファー』 確かにそうじゃな・・・、おぬしの隙のデカさには
頭が下がるがの・・・ 穿て !! ゲイ・ボルグ、カオス・グングニール
2つの槍が対極、左と右からガブリエルを捉える !!
『物足りないな・・・、そんなモノでは俺の欲は満たせん !!』
ゲイ・ボルグ・フラッド
グングニル・インフェルノ
2つの槍(蒼炎)が2つの槍(漆黒)を弾き飛ばす・・・
そして、吹き飛ばされた先の槍を
聳弧(しょうこ)と炎駒(えんく)が踏み潰す・・・
『ルシファー』 蒼炎の麒麟じゃと・・・
流石は、創り出された ''魔剣'' という事じゃな・・・
『The Flood (英:ノアの洪水)』、おぬしがノアを使えるのはこういう理屈かの ??
『概ね正解だ、だがどうする ?? 武器は無くなったぞ』
『ルシファー』 くくく、その程度の事で我がどうにかなる訳なかろう
現出 !! スワンチカ
巨大な戦斧がルシファーの手元へ召喚される
その瞬間、ルシファーの姿が消え、次の瞬間、
轟音と共にガブリエルを壁際まで押し出す・・・
『ルシファー』 あきらには重さ10㌧と説明いておいたが、
正確には ''最低10㌧''、そして使用者だけはその重さを
''0(+α)'' (-可) に出来る
それが スワンチカ の能力、今のは多分100㌧位の衝撃であった筈・・・
幾ら魔力量が多いと言えど、
今の衝撃は多少なりともガブリエルにダメージを与えた・・・ だが、
それでもなお彼の ''最強'' は揺るがない !!
ハリケーン・トマホーク (スワンチカ・トマホーク)
風がガブリエルに巻き付き、旋風を起こす
風のトマホーク(斧)を一つにハリケーン(豪風)と為す・・・
100㌧ vs. 100㌧
衝撃のぶつかり合いが轟風と轟音となり、荒れ狂う・・・
2人は戦斧と戦斧を叩きつけあう
一方は薙ぐ様に、もう一方は上から撃ち卸(おろ)す様に・・・
そして、衝撃と共に壁際端まで飛ばされる・・・
『ルシファー』 くっ・・・、上から撃ち卸している我の方が
若干力負けするとはな・・・
だが、そうは言っても端(はた)から見れば、五分と五分 !!
そして、数度の撃ち合いの後、ぴしっ・・・ 斧にヒビが入る・・・
『ルシファー』 これで終わりじゃぁーーー
どごぉぉーーん
大きな衝撃と共に戦斧が木っ端微塵に吹き飛ぶ !!
''発動'' ブラッド・スワンチカ 『鬼切』
『ルシファー』 鈍(のろ)まな亀でも兎に勝てると言うであろう ??
『亀』 が頭を引っ込め、もう1つの足(剣)を現わし、『鬼』 となる !!
『面白い !! その力、見せてもろおうか !!』
ガブリエルが戦斧を振り上げ、絶大な魔力を込めて振り卸す !!
衝撃が下の床へ突き抜け、その床をめり込ませる・・・
受けるルシファーはその衝撃を細剣1本で止め、斬り返す・・・
ひゅん
そんな音が聞こえるかの如く、ガブリエルのスワンチカが一瞬で刻まれる・・・
『ふははは、これ程とはな・・・、長きに渡る ''血'' の呪いか・・・』
ガブリエルが一瞬にして距離を取る・・・
『ルシファー』 一瞬にしての状況判断は敵ながら見事じゃの・・・
『ふっ、流石は麗帝だな、なかなかどうして楽しませてくれる』
ディバイン・ウェーブ・χ(改)
剣(ディバインソード)の波紋が揺らぐ
その揺らめきが波となり、空間を斬り裂いてゆく・・・
『ルシファー』 我を嘗めるなよ !! 一度見た技など効く筈がなかろう・・・
魔力を伴う拳で波動を弾き飛ばす・・・
その瞬間・・・、左手が固まり出す・・・ ぺしっ、ぴきっ、ぱきぃ
ずしゅん
ルシファーは右手の鬼切で左手を瞬時に切断する・・・
『ルシファー』 石化とはな・・・、しかも周り(固まるの)が速い・・・
『その対応力の速さ、痛みに耐え抜く精神、素晴らしいな・・・
だが、片手無しで俺とやり合うつもりか ??』
『ルシファー』 ふんっ、余計なお世話じゃ !!
ルシファーは石化した腕を魔力で旋回させ、''球'' を創る !!
それをガブリエルへ向けて蹴り飛ばす !!
リベンジ・ザ・デスボール
石化(-)を+反転した魔力の塊、それが空気を斬り裂く轟音
と共にガブリエルの左半身(腕から先)をもぎ取る・・・
『ぐっ・・・』
『ルシファー』 おぬし、わざと受けたじゃろう・・・
しかも自ら魔力を弱くして・・・、何故じゃ ??
『ふっ、これからやる事には腕は必要ない・・・』
がぁぁぁああああーーー
ガブリエルの魔力が膨大にそして絶望的な程、撥ね上がる !!
降臨 !! ディアボロス
真・ガブリエル
その姿は異様であり、異質・・・
まるで悪魔に魂を売り渡したかの様に
左手は黒く禍々しく、そして、左の目が黒く濁り、
赤い眼(点)がぎらつく・・・、片側だけに生えた黒き翼・・・
『ルシファー』 デモニック(悪魔化)じゃと・・・
力(誓約)と引き替えに大切なモノを差し出す悪魔の契約・・・
この尋常じゃない魔力・・・、おぬし何を ''犠牲'' にした ??
悪魔が人の意見を介するなどあり得ない !!
悪魔はただ本能で 殺意を 撒き散らし、壊すだけ !!
ルシファーは戦闘態勢を勿論解いていない・・・
しかしそれでも・・・
『ルシファー』 がはっ・・・
腹に叩き込まれた蹴りが彼女を撥ね飛ばし・・・
石柱を砕きながら、空へと弾き飛ばす・・・
そして、更に空中から地面へ拳で叩き落とされる・・・
『ルシファー』 げぼっ・・・
体内に溜った血が喉元を圧迫する・・・
それを吐き出す事で何とか呼吸を戻す・・・
『ルシファー』 我がたった2撃でこの様とはな・・・、堕ちたものじゃ・・・
1発目の攻撃が 『鬼切』 がへし折られおった・・・
ふぅ~、ぷりんが食べたいの・・・ (現実逃避)
(えくす) ルシファー様、しっかりしてぇーーー !!
『ルシファー』 うむ
ばちんっ、ルシファーは自分の顔を叩いて気合いを入れる
さて、我はこれから鳴神4をやるつもりじゃが・・・
正直に言ってそれでも五分五分じゃ・・・
えくす、それでも我に付いてきてくれるか ??
(えくす) ''勝利'' のエクスカリバーは王の御心のままに !!
3神鳴龍
エクカリバー + カレドヴルフ + コールブランド の
3つのエクスカリバーが解け合い、一つの剣を創り出す・・・
神・エクスカリバー
それを ''力'' とし、ルシファーは取り込む
G(ゴッド) - エンチャント !!
鳴神4 神・ルシファー
『ルシファー』 待たせたの !! では続きを始めるとするかの・・・
悪魔の化身(ディアボロス)よ !!
がぁぁぁああああーーー
『ルシファー』 やはりとんでもない魔力じゃの・・・
一種の狂化状態とも取れなくはないが・・・
黒い悪魔がルシファーの顔へ一撃を捩じ込む
が・・・、ルシファーは一歩も後退しない・・・
『ルシファー』 お主の力はそんなもんか ??
どごぉぉぉーーーん
逆に魔力を溜めた拳で悪魔を殴り飛ばす !!
石柱を砕き、破壊し、塔の壁へ叩きつける
『ルシファー』 ふむ、どうやら強くなり過ぎてしまったようじゃ・・・
この程度で倒れてくれるなよ、折角変身したのじゃから・・・
ぐぉぉおおおーーー
更に魔力が撥ね上がる・・・
頭から角が飛び出し、羽が2枚へ増える・・・
『ルシファー』 堕天を伴う魔物化・・・、我と似た様な変化じゃの・・・
だとしたら、3枚目の翼が生えた時が ''真の力'' の開放・・・
くくく、面白い、その ''力'' を我が引き出してやる !!
そこからは当に一方的・・・
戦闘経験の高いルシファーの前では、
力だけに頼るディアボロスの攻撃など
まるで意味をなさない・・・ が、
何故かそれを全て躱す事できない・・・
拳と拳がクロスカンターで交差する・・・
ルシファーの口の中の血を吐き、こう呟く・・・
『ルシファー』 おぬし、本当は乗っ取られてなどおらぬだろ・・・
『・・・・・・』
悪魔は答えない・・・
しかし、答えはやってくる・・・
『ふっ、鋭いな、いつ気づいた ??』
『ルシファー』 初めからじゃ、おぬしはディアボロスになった時点で我を殺せたのじゃ・・・
『なる程な・・・、8割程の正解だと言っておこう・・・
だが俺にも ''やるべき事'' があるんでな、付き合って貰うぞ、麗帝 !!』
''静動分立''
聖と魔のオーラがガブリエルを中心とし、対極で成り立つ !!
『ルシファー』 本来あり得ざるモノ(静と動)を同時に使うとはな・・・
2つの人格が同時に存在しないでもない限・・・
『ふっ、それで100% だ !!、行くぞ !!』
ガブリエルの左の拳が上から振り卸され、
地面が砕き、抉られる・・・
ルシファーは当然、それを躱しているが、
''右の手'' がルシファー追い、彼女を逃さない・・・
スターライト・ブラスト
丁度、ルシファーの胸元に重なった時、唱術が放たれる・・・
『ルシファー』 ちぃ・・・
エクスカリバーでそれを上空へ角度を変え、薙ぎ飛ばす
ガブリエルはルシファーから離れ際、更に唱術を発動 !!
エクスプロード
下から巨大なマグマが突き上げる・・・
当然、距離を取り、後方へ逃れるが・・・
それは誘導された罠・・・
ディアブル・ショット
超高速の哭閃がルシファーを捉える・・・
べしっ、べき
右手でガードしたルシファーの骨が悲鳴を上げ、
壁までダイレクトで叩き付けられる・・・
『ルシファー』 ふむ、一応 折れてはいないようじゃな・・・
じゃが、左手は無い、右手はあと1撃保(も)つかどうかじゃ話にならぬぞ・・・
回復する暇も与えてくれぬ様じゃしな・・・
ロックレイン・エクスプロード
岩の雨が降り注ぎ、
マグマが下から吹き上げる中でも彼女は円周状に走り、好機を探す・・・
『ルシファー』 無詠唱でこの威力 !! やってられんの・・・
その間、3枚目の黒い翼が生える
悪魔は翼を手に入れ、完璧無欠となった・・・
それはガブリエルさえも黒く飲み込みんだ・・・
ただ1つ右手だけを残して・・・、羽が3枚から6枚へと増える・・・
角が魔力を1つの場所へ収束し、
今、最期の呻きを上げる・・・
ぐぉぉおおおーーーー
ディアブロ
ぎゅーーーん
収束された魔力のレーザーがルシファーへ
轟音と閃轟を以(もっ)て向かう・・・
『ルシファー』 多分、これが最期じゃな・・・、これで我の鳴神は解ける・・・
じゃが、勝負は最期まで諦めぬ、はぁぁぁぁーーー
魔力を極限まで上げ、レーザーの斜線とエクカリバーを合わせて、
ぎぃぃーーん
レーザーと剣が弾き合い、剣がレーザーを弾き飛ばす・・・
べきっ、ばきん
骨の砕けた乾いた音が響く・・・
そして、麗帝は1人の少女へ戻る・・・
『サタンちゃん』 ちぃ、骨は折れるし、魔力不足とかやってられんの・・・
そして、もう一方のガブリエルは完全に闇に堕ちていた・・・
『サタンちゃん』 憐れな末路じゃな・・・、じゃがこの焦燥感は何じゃ・・・
まだ、何か起こるとゆうのか ??
突如、悪魔が暴れ出す・・・
錯乱し、狂気し、辺り一帯にレーザーを解き放つ
まるで中に更なる化物でも飼っているかの如く・・・
そして、右腕が動く
それだけは闇の汚染が無い部分であり、真のガブリエルだった場所
それが突如、剣を持ち、心臓を突き刺した・・・
神χ (しんかい)
デュランダル・エクセリオン
x粒子により反転が行われる・・・
闇を聖とし、黒き翼を聖なる翼とし、
ガブリエルは顕現する !! 天上に聖なる輪を伴いながら・・・
神・ガブリエル
『ふっ、あいつめ、最期まで煩(わずら)わせてくれる』
悪魔(ディアボロス)をも喰らったガブリエルの魔力は果てしない・・・
到底、ただの少女じゃ手が届かない程に・・・
『一応、言っておくが、狂っていたのは俺ではない・・・
俺の力を抑えようとしたランティス(博士)が逆に俺の力の前に
かってに狂っていったんだ、フィリアという補助プログラム(抑制)
のおまけ付でな・・・、まぁレスレクシオン(帰刃)など戯けたものだがな
本来は自分(自身)を解放すべきなのに、剣を解放するなど・・・』
『・・・で、この力の前でもなお俺に抗うのか ?? 麗帝よ』
膨大な魔力が少女を飲み込み、威圧する・・・
『サタンちゃん』 ふっ、おぬしにも引けぬ様に我にも引けぬ戦いがあるのじゃ
『気概と矜持は見事だな、では、さよならだ』
『サタンちゃん』 ごめんなのじゃ、悠奈、あきら・・・
神・スターライト・フレア
光熱が1瞬のうちに塊となり、
その極大なエネルギーをサタンちゃんへと解き放つ・・・
この攻撃の前に少女に避ける術はない !!
光熱が眩い光となって全てを飲み込む・・・
・・・ ・・・
『???』 らしくないですよ、ルシファー様
その光熱がいとも簡単に容易く払われる・・・
『???』 こんなとこで足踏みですか ??
『サタンちゃん』 ミステル !?
『ミステル』 はい、ピンチには助けに入ちゃう可愛いお姉さんです♪
『サタンちゃん』 おぬし、戦いたくてうずうずしてるだけじゃろ !?
『ミステル』 まぁ~、その通りですね・・・、使ってくれますか ?? 私を ??
『サタンちゃん』 うむ、やつを倒すとするのじゃ !!
『ミステル』 それでこそ ルシファー様
剣が途方もなく輝く
水の剣は煌びやかであり、そして繊細な細工が施されている
剣というよりはむしろ芸術という程の至高、それが ・・・
ミストルティン・リライト
心・技・体を全て併せ持つこのセカイで最も強力な魔剣
『サタンちゃん』 さて、待たせたな、こちらの準備は良いぞ・・・
・・・と言っても最早勝負になるかすら分からぬがな・・・
『ふははは、それでこそ 麗帝だ !! 負けると分かっていながら
向かってくる覚悟、俺もそれに応えよう・・・』
2人が ''必殺'' の構えへ入る
サタンちゃんがそれを望み、ガブリエルがそれを受けた・・・
2人はそれぞれにミストルティンとエクセリオンを構える・・・
『サタンちゃん』 我の挙動から目を離すな・・・
『ふっ、言われなくても、この場でそれをする程、愚かではない』
そして、1瞬、1撃で勝負はついた・・・ ・・・
『がはっ・・・』
上段から袈裟切りに切られたガブリエルは血を大量に落とす・・・
『馬鹿な・・・、挙動すら・・・何一つ見えなかった・・・だと・・・ !?』
見えず、触れられず、感じられず
斬られた後でなければ知覚すらできない・・・
極・一瞬の ''刹那'' それが 『真・刹那』 である
あくまでも自然で流麗
動作に不自然さが全くない、剣の究極系
それがミステルが辿り着いた彼女だけの 『秘剣』
人間はまばたき、呼吸など意図せず行う動作があり、
それを見ても普通の人は何も違和感を覚えない・・・
それが剣に対しても同じ事が行われるだけである
『ははは、ここにきてやっと自分より上手と戦えるか、素晴らしい・・・』
『ミステル』 タフ(凄い魔力量)ですね、私の一撃で生きていた人なんて・・・
数える程しかいませんよ・・・、シヴァ様、ヴィシュヌ様・・・ ・・・
『サタンちゃん』 わざわざ数えなくても良いのじゃ、それよりも・・・
『ミステル』 はい、かなりの大規模な大技の気(気配)がありますね・・・
『サタンちゃん』 やれるか ?? / 『ミステル』 勿論♪
『斬っている事が ''確実'' ならば、斬らせなければいい』
神曲(ゴッド・ヴェルト) 『崩壊(ディスラプション)』 (天地崩壊)
サタンちゃんは瞬時に距離をとる・・・
ガブリエルを中心に発動した円状の魔力の波(ウェーブ)は
触れるモノ全てを崩壊、そして莫大な魔力で粉々に粉砕する・・・
セントラルタワーの頑丈な塔ですら例外ではなく、
足場、壁が徐々に飲み込まれ始める・・・
『サタンちゃん』 やれる事はただ一つだけじゃな
『ミステル』 はい
『2人』 この神曲(ゴッド・ヴェルト)を叩き斬る !!
それは神が造った神器が神を超えた瞬間であり、
崩壊ごと、ガブリエルの空間を斬った・・・ ・・・
そこからの話は 『続く・・・』 にしてよいだろう・・・
ともかく少女は ''勝った''
一度の休息を少女へあげようじゃないか・・・