火星航路 -2ページ目

火星航路

イマジネーションの力で誰かを楽しませる人でありたい。
1985年生まれ♂の雑記集

マーケッターという言葉が好きではありません。


いかにも商業主義的で偉そうな感じがするからです。



「市場のニーズに応えて、SSP(sustainable superior profit:持続可能な利益)を追求する人」


がマーケッターであるとすれば、


「売れる物・サービスを顧客に提供して、とにかくお金を儲ける」ことに


固執する、金銭主義的なイメージをどうしても持ってしまうのです。




僕の尊敬する人物の一人、ウォルト・ディズニーの言葉にこんなものがあります。



Don't go for the avant garde stuff.

(前衛的なものはやめといたほうがいい)


Be commercial. What is art, anyway?

(商業主義でいくんだ。アートはそもそも何か。)


It's what people like. So give them what they like.

(要するに大衆が好むものだ。だから彼らがほしいと思っているものを与える)


There's nothing wrong with being commercial.

(商業主義に徹して悪いことは何もない)



ミッキーマウスやディズニーランドといった数々の「夢」を創造した


人物から発せられたとは思えないほど、少々乱暴な言葉のように


感じられるのは僕だけでしょうか?



「商業主義に徹して悪いことは何もない」と言っているあたりは、


いかにもアメリカの資本主義的な考え方に端を発しているように思えますが、


「彼らがほしいと思っているものを与える(市場のニーズに応える)」ことに


注力したウォルトの姿勢はまさに「マーケッター」そのものではないでしょうか?




僕はこの言葉に出会い、とても傲慢な自分の態度に気づかされました。


「自分は商業主義的ではない」「自分はお金儲けには固執しない」


「世間とは違う」という、これまた偉そうな姿勢を貫いていたのだと思います。


そういった意味では、自分を何か「アーティスト」に近い存在だと勘違いして


いたのかもしれません。



ウォルトの言葉を続けます。



I am in no sense of the word a great artist, not even a great animator;

(私は偉大なアーティストでも、偉大なアニメーターでも決してない)


I have always had men working for me whose slills were greater than my own.

(私のまわりには、いつも私より優れた技術を持った人たちが、私の代わりに働いている)


I am an idea man.

(私はアイデアマンにすぎない)



本当に世間が求めているものの本質は、物やサービスでもなく、アートでもない。


そこに宿るアイデアなのかもしれない。


そんなことを考えさせられました。


ウォルト・ディズニーの言葉 ~今、我々は夢がかなえられる世界に生きている~/ウォルト・ディズニー
¥1,260
Amazon.co.jp