昨年の国勢調査の抽出速報として、家族構成では「一人暮らし」が31%に達し、とうとう首位になった。典型だった「夫婦と子供」は29%、「夫婦のみ」は20%だ。独居の高齢者や未婚者が増えた結果、世帯数は5千万を超え、家族の人数は平均2.46人と最少を更新した。 「2人前」には道理がある・・・と、朝日の天声人語にあった。
この前段として、半世紀の昔、NHK「今日の料理」の最初のおかずは材料が6人前だった。 ほどなく4人になり、昨今は2人前が多い・・・・とある。
料理の分量はさておいて、家族構成は、全国平均値なので、実際のケースは、それぞれ地域特性があると思うが、それは、さらにひどい特化があることも意味しているいるので、深刻な問題である。
高度経済成長を支えてきたと言われる団塊世代も間もなく高齢者人口として区分される。少子化と相まって、超高齢社会へ向けての危機感、、そして一方で、知識、経験に満ちた元気な高齢者の地域社会への参加など新たな仕組みづくりへ向けてのプラス要因も多くある。尤も、高齢者を60乃至65歳ということ自体の不条理もあるのだが・・・
自分も高齢社会の抱える問題については、自らの仕事としてスタッフとともに最前線でかかわってきたのであるが、重要課題の一つである、高齢者の孤立、疎外・・という問題がこうも早くデータとして表れてくるとは・・・・
今回の地震、津波災害及び原発事故に際しての国等の地域不在の対応を見ているとはっきりと、大きな組織は当てにできない、まして、経済的ゆとりも国全体としてなくなっている今の日本では・・・・
やはり、再三言われている、身近な、地域の絆、そして個人レベルから発した人々の善意の動きの重要性というのを強く感じずにはいられない。
しかし、自らのために地域のレベルで、日々生活環境改善などに取り組んでいかなければならない中で、地域の自立性、協調性という点からも、そのベースとなる家族について、早くも、一人暮らしが31%で、第一位というのは、厳しい現実を見せつけられた思いがする。
また、一方で、地域への極端な依存というものは、マイナーな村社会の復活にもつながりかねないので、くれぐれも、民主的なプロセスとともに少数意見への配慮ということについて留意ををしなければならないと思う。
緑あふれる庭先で 「虎の尾」の白い小花が爽やかです。
「虎の尾を踏む」 きわめて危険なことをするたとえ
「虎の威を借りる狐」 有力者の権勢をかさにきていばるつまらぬ者のたとえ


