講演でお会いしたみなさんとお話したりする機会によく出る言葉があります。それは「私にはできないです。」「私には無理です。」「自信がないのです。」などという言葉です。
謙遜で言っておられるのならいいのすが、私は「自己承認」がもっと必要だなとつくづく感じるのです。
マズローの欲求5段階説で言えば、第4段階の承認の欲求のことです。
人の心の中に「承認のタンク」があると考えてみるとわかりやすいかもしれません。このタンクが満タンなら自分は自信がある行動がとれ、タンクがゼロなら自信ゼロというか「うつ病」のような状態になります。
このタンクには2種類の承認のパワー(自己承認)が注入されることになります。自分はタダモノではないというような自分を認めてほめてあげるパワーと他人からあなたはすごいよねとほめられたり承認されたりするパワー(他者承認)です。
自分で自分を認めてあげるパワーがたくさん入っている承認タンクの場合は、他人からの承認が少なくても承認タンクは満タンに近く、いつでも自分に自信をもって行動できる心の状態を保つことができます。
一方、自分で自分を認めてあげるパワーが少ない承認タンクの場合は、他人からの承認がなければ自信を保てない不安な心の状態となってしまうのです。
つまり自己承認の十分できている人は、他人からどう思われようと自分の信じた道を堂々と歩いていくことができますが、自己承認の不十分な人は、いつも他人の目を気にして、自分を認めてほしい・・・と他者承認を必要とする心の状態となってしまうのです。
他者承認を必要とする心の状態の副作用としては、他人の行動が気になり心が休まらない状態となり、自己否定がさらなる自分のセルフイメージを下げていく悪循環へと陥っていき、さらには、その同じ価値観で今度は他人を見るために他人の悪いことばかりが目につくようになり、他者を否定し、裁いてしまうことになりかねません。
つまり自己否定は他者否定にもつながってしまうということです。
最後には孤立してしまうという結果になるかもしれませんね。
一方、自己承認のできている人は、他人からどう思われているかということは重要でないので、本来自分がやりたかったことを選択することができるのです。さらに同じ価値観で他人をみることができるので、他人も認めてあげることができるようになります。
だからどんどん仲間と味方が増えていきます。
どうですか?自分を認めてあげること、自分の価値を認めてあげること、セルフイメージを高くもつことの大切さがわかっていただけたでしょうか。
自分を認めてあげることで他人も認めてあげることができる。そんな仲間の中で生きていけたらどんなに幸せでしょう!それこそが自然流な的生き方だと私は思います。
