Minaminoblog

Minaminoblog

自由気ままな日常
好きなもの
・きらきら
・歌舞伎
・美味しいもの
・コスメ
・旅行

今日の日本酒紹介


茨城 水戸の酒
『一品』ーIPPINー
〜吉久保酒造〜





234年もの歴史があり、元々は、米穀商だった「吉久保清三郎」が、「常陸には良い米と水が揃っているのに、旨い酒がないのは不思議だ」と言い出し、米穀商をたたみ酒蔵を始めたんだとか。
元々、湖があり、あの水戸黄門が埋め立てを命じ、湿地帯だった場所に問屋街を作ったんだとか。
そして、そこに水道を引き、その水が、徳川幕府の御用達の美味い水。その名も笠原水道と言う。(今も水戸に歴史物として、あります)水は、柔らかくて美味い。
元々、外国での酒ってお水が飲めないから、ワインだ!ビールだ!と作ってたのだが、日本は、水が美味いのに酒を作っている。これは、もう完全に美味しいに決まっているのでは、ないだろうか。

吉久保酒造の社長と、話す機会をいただいたのだが、彼は、とても優しく素敵な笑顔の方で肌艶がとてつもなく良い。

今回は、そんな彼が勧めてくれた肴。
・梅わさび醤油がけ
・納豆
・せんべい
・刺し身
と『一品』で、楽しませていただこうと思う。

まずは、梅わさび醤油がけ。
これは、水戸では、よくやる肴なんだとか。
梅を崩しながら、わさびで和えて食べる。初めての味。
しょっぱくて、辛い!なぜ、この組み合わせを今まで気が付かなかったのか。止まらない箸。もう一粒、もう一粒と止まらなくなりそうな私。(撮影なので我慢)
そこに、一品を合わせると、旨味×旨味の相乗効果。
辛口でこんなに旨味のある酒が、今まであっただろうか?辛口なのにコクがあり、梅わさびの味とマッチ。

そして次に、お刺身。
これは、言うまでもなく美味い。
甘海老や鰤に合わせるのが、個人的に好き。

ついに、納豆。
この納豆というやつ、癖がすごいのだが、果たして肴になるのか。恐る恐る混ぜる。
やはり、強烈な香り。酒が負けてしまうのではないだろうか。納豆が肴になるなんて、信じられない気持ちで、一口。納豆を頬張り一品をきゅっと口へいれる。
んんん。なんだこの感じ。私は、いつの間にか水戸へ来てたのでは、ないだろうか、と思わせてくる味。
水戸は、納豆も有名なので、その土地のものが、合うんだなとしみじみ。新しい扉を開けた私。
あり得ないと思っていたものが、こんなに合うなんて。

最後に、おせんべいを肴に。
固いおせんべいで、歯が殺られそうだが、バッキっと割り頬張る。醤油の焼けるいい香り。おせんべいは、おやつだよな、と思いつつ一品をぐいっ。私は、おやつで酒なんか飲めるか!と思ってたのだが、美味い。美味すぎる。赤ワインにチョコレート、泡にフルーツ、日本酒に煎餅。どうだろうか?乾き物に煎餅が、入ってもいいのではないだろうか、と思わせるくらいにコイツは凄い。


最後に、一品という酒。美味すぎる。
最近、聞いた噂では、ドジャースのVIPルームに置かれてるらしい。日本でも愛され、アメリカでも愛されてる酒と言っていいだろう。もっと世界へ広がれ!一品!
他にも、Salmon de SHU(サーモンデシュ) やSABA de SHU(サバデシュ) など、肴を決めてくれている日本酒もある。これは、試すしかない。
吉久保酒造だが、平均年齢35歳の若いパワーもたっぷりだ。皆、本気で酒造りをしている。酒蔵見学もおすすめである。水戸は、美味しい酒も美味しい食材も一品級だ!(一品なだけに)