私の父は昭和2年生まれです。現在95歳です。喘息を患っており、日中は咳き込むことが多いです。

 

咳き込むときにいくつか特徴がありますが、必ずと言っていいほど、食事開始後5~10分の間に大きく咳き込みます。最初はこの咳は食べ物が気管、または食道に詰まることで起きていると思っておりましたが、最近はどうやら違うと思うようになりました。

 

詰まることで起きているのではなく、食事による刺激が咳を発生させていると思います。

 

できるだけ一口を少量にしたり、長い時間咀嚼をするように心がけ、食べ物が食道を通るときに食道を刺激しないようにすることで咳をでないようにすることができます。

 

また、インドカレーなど、スパイス系のものであれば、小さじのスプーンの半分の量でもかなり咳き込みます。

 

食道と気管支は非常に密接に関連しているようです。食べ物が詰まったことで発生するのではなく、食べ物が通過しただけで咳が出るということを念頭に置いて以下に気をつけることが重要です。

 

一口の分量を少なくし、時間をかけて咀嚼する。

食事はインターバルを開けて、ゆっくりととる。

 

食事の楽しみは実は早食いにもあったりするので、食欲の旺盛な高齢者にはつらいのですが、仕方ありません。

 

座頭市の勝新太郎さんのように白米を食べるのが白米のおいしい食べ方の一つかもしれないと思いますが、もはや高齢者にはそれは肉体的に負担が大きいと思われます。