ついに2階の部屋にエアコンを自分で取付けました。
今のところちゃんと動いています。

とにかくいろいろと大変でした。

費用は全部で23,102円と格安で抑えられましたが、よくまあ動いているなという感想ですね。

情報は全てネットで調べ、準備は万端と思っていましたが、いざ作業に入ると思うように行かないことが結構ありました。

やはり素人仕事というのはこうしたもので、実際にやってみて初めてわかることが多いのです。

では何が大変だったのか、をまず書いていきます。


エアコン取り付けの手順は以下のようになります。

①室内機を壁に固定するための金具を壁に取付ける












②壁に配管用の穴を開ける

③室外機用の架台を屋根に取付ける

④室外機を架台に固定する

⑤室内機を壁に取付ける

⑥配管、電線を切断して長さを整える

⑦配管のフレア加工

⑧配管接続

⑨電線接続

⑩真空引き→バルブ開放

この作業の中でもっとも時間がかかったのが②でした。

我が家の外壁はモルタルというものだと思うのですが、これがとても硬くてなかなか穴が開いてくれませんでした。

それもそのはず、私が用意した道具は木に穴を開けるホールソーで、しかもインパクトドライバーに取付ける力の弱いものでした。

モルタルの壁には文字通り歯がたたないということになってしまったのです。

ただ、幸運にも、父がコンクリート用のドリルを持っていたのでそれを使ってようやく貫通することができました。

 もっとも精神的に追い込まれたのが⑧の配管接続でした。

うまく接続できずに右往左往しました。私の場合は室外機が屋根置きだったので、まず室外機が転落しないよう固定しました。

その後、配管を適当な長さに切断しますが、フレア加工に失敗しているうちに長さが足りなくなってしまい、配管の接続が難しくなってしまったのです。

長さが十分でないと思うような角度をつけられず、ピタッとした接続ができなくなってしまうのです。

結局、室外機の位置を少しずらすことで何とか対応できましたが、この時はもうだめかと思いました。

さらに電線も短く切りすぎてしまいました。最後に接続部を覆うカバーをつけますが、これを考慮せずに電線を切ってしまったのでカバーがつけられなくなってしまいました。

後で電線を継ぎ足したのですが、施工上これは非常に良くないことです。

できるだけ事故にならないようにしたつもりですがあまり人に見せることができるものではありません。

逆に意外と簡単だったのが真空引きという作業と、トルクレンチを使ったナット締めです。

真空ポンプを使った作業は全く始めてということもあり、非常に難しい作業と思い構えてしまいましたが、説明書をしっかり読んで作業すればとても簡単な作業でした。

またトルクレンチを使った作業も考えてみれば単にナットを締める作業ですのでなんら難しい作業ではなく簡単に済んでしまいました。

今のところエアコンは問題なく稼動していて、涼しい風を送ってくれています。このまま長く動いてくれることを祈ります。


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さて、それではさらに詳しく私のエアコン設置完了までの道のりを説明いたします。

昨年の夏の暑さに懲りた私は今年は必ずエアコンをつけようと思いました。

まずヤフオクで中古エアコンを落札しました。

東芝の大清快という機種がよいというネットの書き込みを見てこの機種を8千円くらいで
落札しました。送料込みで1万円くらいでした。暑くなると値段が上がると思ったので
春先に落札しておきました。

エアコンはプチプチに何重にも巻かれて届きました。
新品には及びませんが1万円で買ったものですから満足しました。

さあ、ここからは情報集めです。
全くのド素人ですから右も左もわかりません。
とにかくネットが頼りでした。

参考にしたHPは以下です。本当に助かりましたありがとう。

http://car-e.net/diy/eakon.php

http://making.ti-da.net/e4206722.html

http://blogs.yahoo.co.jp/masked_rider555/39375473.html

http://www.aqua-ac.com/install2.htm

https://www.youtube.com/watch?v=mgxd-Ykcgzs

http://irukakissa.dip.jp/diy.php?id=35

http://sitifukuzin.com/blog/?p=36125

http://blog.goo.ne.jp/exegreen/e/f3a1d4dac7cd9bf8f5e2f48932941c22


まず我が家は土壁です。室内機をどうやって取り付けたらよいかがわかりませんでした。
すると「さん台」というものがあることがわかりました。

壁の「さん」に金属の台を固定してそれにエアコン金具を取付けるというものです。

私はアマゾンで購入しました。送料込みで1000円くらいでした。
安いと思いましたが、実は同じものを近所のホームセンターで650円で売っていて
がっかりしました。

次に室外機をどこに置くか悩みました。
最近は地上に置くのが主流なんだと思います。

熱効率からいうと室内機と近いほうが良いという事ですから屋根置きが良いのでしょうが
見た目が良くないからか、それとも別の理由からかわかりませんが最近はあまり見かけません。

古い家だとよくありますが、新しい家だとまず無いようです。

しかし地上までエアコンの配管を伸ばすのは大変です。
特に我が家の場合は屋根が邪魔をしてまっすぐ下に伸ばすことができません。
このような場合の方法がわからないので結局、屋根置きにすることにしました。

そうすると屋根の上に室外機を置くための台が必要になります。
これを近所のホームセンターで買いました。
しかしこれが大失敗でした。



ごらんいただけますとわかりますが、エアコンが屋根の真ん中にドンと居座る感じになってしまいました。

室外機は通常は壁を背にして最低限の隙間を残して壁にくっつけて取り付けるものだと思います。(たぶんですが)

実はこのことは途中で気がついたのですが、なんとこの台を横にすると室外機が乗らなかったのです。台の幅は調節できますが、幅を最小にしてもこの室外機の幅より広くなってしまいうものだったのです。

だから室外機をどこにどのように置くかをまず考えないといけません。
そしてそれに応じた台を購入しないといけないのです。


私はこれがわからなかったばかりにこのような設置になってしまいました。
たぶん見る人が見ると「これは素人がつけたんだな」とわかってしまいますね。
しかもだれからも見える屋根ですから恥ずかしい限りです。

次に真空引きという作業があるということを知りました。
室内機と配管内の空気を抜く作業です。
これをしないと①冷媒ガスが空気中に排出され、環境に良くないそうです。
また②余計な空気が冷媒に混ざってしまうことで問題が起きることがあるそうです。

ただ②ついては必要論と不要論があって私にはどちらが正しいかはわかりません。
①については異論はないようです。

私は①のことに関してもそうですし、今の主流にこの作業が入っているらしいことから
この作業を行うことにしました。

この作業を行うにあたって必要な道具はヤフオクでレンタルできます。
私は2300円で2泊3日のレンタルをしました。送料が片道1000円かかりましたので
合計4300円かかりました。尚この時トルクレンチも一緒にレンタルしました。
料金は全て込みの値段です。

さて、この真空引きという作業のほかにフレア加工しなおしたほうが良いということが
わかりました。

なぜなら一旦取り外した配管接続部は接触面が傷ついていたり、変形しているので、そのまま使うと密着できない可能性があるという理由からです。

そして私はこの時、配管を接続することにおいての重要な事柄を知りました。

配管の接続はガスが漏れないよう完全に密着させる必要があるということ。そして接合部は銅管を受けの部分の形状に合わせてフレア加工した後、その接合部をナットで強く締め付ける方法がとられているということ。

この技術がどの程度高度なものかはわかりませんが、とにかくエアコン設置については極めて重要な作業らしいことがわかったのです。

銅はやわらかいので締め付けると相手の形状に対して柔軟に変形するらしいのでその特性を生かした技術らしいですね。

そうなるとやはり一回使用したフレア面はもう使わないほうがよいと言うことになりますね。
また大変な作業が増えました。しかし大変なのはフレア加工そのものではなく、その直後の接続までの作業でした。

あと接続しなくてはならないのが電線です。
ここもずいぶんと悩みました。

みたことのない部品があったからです。









まず↑この部品です。これは室内機から配管と一緒にテープで巻いてあって出ている電線の先についていました。

この部品に↓室外機から出ている以下の線をつなげる方法が全くの謎でした。







これを解明するのに相当な時間がかかりました。
ネットで情報をさがすことができなかったからです。

部品をつくっているメーカーはすぐにわかりました。部品に品番が刻印されていたので
それをググればすぐにわかりました。
しかしこれをどのように使うかは長い間わかりませんでした。

ただ、銅管だけでなく電線も短くする必要があることは前もってわかっていましたし、この差し込まれた3本の線を抜くことが出来なかったことからこの部品を購入することだけはしておこうと思っていました。しかしどこで購入できるかも長い間わかりませんでした。

そのためしばらく作業が止まってしまいました。

私は最悪この部品を使わずに取り付けることを考えるようになりました。
とにかくつながっていれば良いのでしょうから適当な部品でつなげようと思ったのです。


結局それがわかったのは6月の終わりころでした。



続く