UP! PLUS2の使用記

UP! PLUS2の使用記

3Dプリンタ UP!plus2の使用記

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 3Dプリンターの精度って何?

 

    

 3Dプリンターを買う時、ユーザーのレビューを参考にする人は多いと思います。

 性能を示す値として解像度などが書いてありますが、あれはあてにはなりません。

 「この3Dプリンターは精度が高いです」というコメントと共に見事な作例が紹介されていると信じてしまうと思います。

 ただ、その作例は、自分の用途と合っているでしょうか。

 自分の失敗を例にあげると、出始めの光造形機があります。

 フィラメントを溶かして形を作るUPプリンターより遥かにキレイな見た目の作例が紹介されており、「見よ、この高精度ぶりを」と誇らしげです。

 実際に買って試験的にネジを作ってみると

確かに非常にキレイです。

ところが、何度やってもネジ穴にねじ込むことが出来ません。

よく見るとネジの形がいびつなのです。

 UPプリンターで作ったネジは、見た目はイマイチでもちゃんとネジ穴にねじ込むことが出来ます。

 この光造形機で言う「高精度」とは見た目が綺麗、細かいところまで出ているという意味であり、形状の正確さではありませんでした。

 改めて紹介されている作例を見ると、フィギュアなど見た目さえ綺麗に出来ていれば良いものばかりでした。

 結局この光造形機は寸法の正確さを重視する自分の用途には使えず、お蔵入り。

 今でも旧式のUPシリーズを使っているのです。

近況

このブログの最後の更新から5年経ってしまいましたが、今でもUP! PLUS2は使用しています。

総出力量は10㎏に達しています。(フィラメント20巻分)

5年の間に様々な新型が登場し、このプリンタのスペックは今では平均以下です。

私もより高スペックの別機種も併用しています。しかし、高解像度で一見するとキレイに見えても実は精度が悪かったり、デリケートで扱いが難しかったりするなど良いことばかりではありません。

その点、スペックこそ地味でも、このプリンタは故障も失敗も少なく、頼りになります。

「ひ弱な天才よりタフな凡才」を地で行くような存在なのです。

操作ソフトも一新されて別物となりましたが、ちゃんとUP! PLUS2にも対応しており、旧機種を見捨てないメーカーの姿勢は立派なものです。

 

フィラメント

 いろいろ使いましたが、純正が最良というのが結論です。

 非純正を使うと、精度が落ちる、ノズルが詰まる、ラフトやサポートが取れなくなるなどトラブルが絶えません。

 ここが安いので良く使っています。

https://y-d.co.jp/shop/products/detail/18

 3Dプリンタはモノづくりをする人には最高の贈り物です。

 

近作

 仕事で使ってばかりで見せられるものが無い・・・しょぼいけど、飲みかけのジュースにゴミが入るのを防ぐキャップ

 

 100円ショップで売っている自転車用のLEDライト。
100円ライト
 ネットでも十分実用になると評価されているようです。
 早速取り付けようとしたら問題発覚。
問題発生
 付属のブラケットが自分のマウンテンバイクのハンドル径と合わず、ネジを締められない。(T_T
 ママチャリ用なのかな?
 こんな時は3Dプリンターの出番だ。
 オリジナルのブラケットを良く観察し、マウンテンバイクのハンドルに合うように作り直すのだ!
設計
(1)ハンドル径に合わせたリングと台座の絵を描く
(2)絵を押し出して立体にする
(3)リングにネジ締め部を付ける
(4)ネジ締め部に切り込みを入れる
(5)リングを2部品に分ける
(6)細部を仕上げる
 3Dプリンタの出力品は、金型で成形される製品ほど丈夫ではないので、肉厚を増したりして各部を丈夫にしています。
 そのため、オリジナルみたいにリングを変形させて取り付けようとすると、折れてしまうかも知れません。
 そこで、リングを二つに分けました。
設計完了
 リングの継ぎ手部分は、横にスライドすると外れるしくみです。
 例によってstl形式のデータに変換して、UPplus2で出力します。 
出力中
 今回は部品が小さいので各30分以下で作れました。
 出力品とオリジナルの比較です。
完成
 マウンテンバイクに付くようにリングが一回り大きくなっています。
 このような部品は、3Dプリンタが無いとまず手作り出来ないなあ。

 さっそくハンドルに付け、ネジで締めます。
取り付け
 ABSは紫外線で劣化しやすいと言われているので手元にあった灰色のラッカーで塗装してあります。
 ライト本体を付けるとちょっとキツかったので削ったところは下地の青が出ています。
 ライト装着。
装着
 スライドさせるように押し込むとパチンとはまります。
 これはオリジナルが優れているからで、こうした市販品をトレースすると設計の勉強になりそうです。
 夜に点灯したみた様子
外観
 夜にはちょっと光量が不足しているけど、100円にしては結構使えるかも知れない。
 でも道路よりライト本体が透けて光ってしまい目障り(^_^;
 これを防ぐためにライト本体も塗料を塗ってしまった方がいいかも。