こんにちは。
クリニック開業、クリニック継承のパートナーの大門です!
さて継承の実務報告その①の続き継承の実務報告その②をお送りします。
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今回の売却価格は院長の希望額にての売却となりました。
(価格に関しては売上、利益から考えて適正と判断しました。)
院長と弊社において秘密保持契約、譲渡に関する業務委託契約を締結しました。
さてさて、面談当日を迎えました。
ほかのスタッフにはまだ内緒の話。
面談は休診日に行いました。
やや緊張気味の院長へ医療法人様をご紹介。
お互い自己紹介が終わったところで、
医療法人事務長から譲渡条件の確認と質問がはじまりました。
あらかじめ、私から医療法人様へご説明していたことの確認です。
・今回の譲渡に至った経緯と理由。
・譲渡価格の確認。
※ここは重要です。売り主の承諾なく価格に業者の取り分が盛られていることがあります。
・財務状況の確認。
※事前に決算書直近3期分、レセプトデータ直近3ケ月分をお預かりしています。
・譲渡の時期。
・職員の特徴、トラブルの有無。
・来院患者の傾向。
・いんちょうの今後のキャリアプラン。
・雇われ院長になった際の希望雇用条件。
・建物オーナーとの関係、賃貸契約について。
・建物、設備のトラブル箇所の有無。
などなど、質問。
院長からも
・医療法人の規模。経営方針、理念。
・譲渡後の本件クリニックの経営方針。
・スタッフの雇用について。
・院長が雇われなかった場合、候補の医師の確保ができているのか?
などを確認。
ここでのポイントは、
・お互い隠し事はしないこと。
・不確定なことは伝えないこと。
あとで「あの時の説明と少し違う!?」と感じた途端に信頼感が崩れ
商談が不調へと走り始めます。
本件は、双方面談し、お互いが納得、基本合意方向で話が進み
続いて医療機器、主要備品リストを基に院内の確認へ。
医療機器、備品、内装の状態を確認します。
院内はきちんと整理され好印象です。
ここもポイントですが、診察机の上、足元に本、郵便物、様々な資料が堆積!?し、
院内も資材がムキ出しで積まれているなど、整理の出来ていないクリニック様を
見受けることがあります。
これは、間違いなくマイナスポイントです。
これから、譲渡をご検討の医療機関様は、いま一度身の回りをご確認してください。
医療機器は、使えば使えるけど・・・。的な医療機器やほとんど使用されていない医療機器ももあります。
使用頻度や状態も要チェックです。
この確認により、買い替えが必要な機材の確認が必要です。
想定していた診察に支障が出る場合は、早期に買い替えが必要となり、追加出費が必要となります。
ここでも、売り主側は状態について、調子の悪いものは悪いとありのままをお伝えください。
買い手側は、メーカーを呼び動作確認等できればさらに安心です。(これは基本合意契約締結後、デューデリジェンス期間に実施してください。)
確認する間も職員のことや周辺の競合先の情報など、情報交換が行われました。
このやり取りの中で双方の人柄など納得できたようです。
これは、とても大切なことで、
譲渡する側の先生にとり、
自分が長年かけて育ててきた、「たいせつなクリニック」
思い入れもあり、現在の患者さんへの愛情と責任もお持ちです。
そのクリニックを引き継ぐ相手は「自分のお眼鏡にかなう相手に。」と考えるのは
ごく当たり前のことです。
この印象が悪く、譲渡条件を受け入れた買主候補が断られたケースも経験しております。
本件は、無事、次回基本契約締結の約束をして面談を終えました。
ここから先は次回へとさせていただきます。
ではまた。
