ペットショップに来店する人には春夏秋冬、野生動物や昆虫を拾い大事そうにタオルに包んでダンボールに入れてみたり虫かごに入れて連れてくる人々がいる。
野鳥のヒナだったり、トカゲだったり、亀だったり、諸々。
「この鳥が食べれるご飯ないですか?」
「このトカゲが食べれるご飯うってませんか?」
「カマキリ拾ったんですけど虫以外でカマキリ飼えますか?」
「猫拾ったんですけど引き取って売ってくれませんか?」
「おたまじゃくしの専用のご飯ってありますか?」
オイオイオイ…ペットショップに愛玩動物以外の自然の相談を持ち込まれては困りますよ…
人間が捕まえた=ペットじゃ必ずしもないしペットとして流通してないものを連れてこられても困るんですよ、という話。
外来生物の取り扱いとか鳥獣保護法とか色々絡んでくるし、野生のものはペットフードなんて食べたことないし、そもそも鳥なんかは人間が素手でさわった時点で人間の匂いがするから孤立するし餌の取り方も教えてもらえず人間が給仕してもそれしか受け付けずに餓死をする危険がある。
助けるどころか殺しにかかってる。
トカゲなんかは「トカゲって何食べるんですか?葉っぱやミカンあげても食べなくて」とか言われて「や、葉っぱやミカンは食べないですよ虫ですね」というと「虫は無理です、パンはダメですか?」と。
「この子は野生で岩や軒下や木陰に隠れてそこにいる小さな虫を食べています、人間の作った食べ物はわかりません獲物ではないからです、虫がダメならせめて元の場所に…」というと「子供が拾ってきたから場所がわからないです」と。
結局、8割がコオロギとシェルターをかい、2割が川原に放つ。
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おたまじゃくしは「おたまじゃくし専用フードはありますか?」と。
「んーーー、ないですね…。一応雑食なんですけど、んー水草いれてパン粉とかメダカの餌とか粉末の魚の餌とか…ですかね、はい。それより温度管理とかブクブクありますか?沢山いるなら死んじゃいますよ」「えっ、おたまじゃくしにそんな金使わないわよ」みたいな。
「カマキリが庭にいたんですけど虫以外は何食べますか?虫は無理です」
「外で虫以外を食べたカマキリは多分ほぼ居ないのでなんとも言えないんですけど…虫はたんぱく質と脂質として考えたら茹で玉子とか…鶏肉の切れ端とかですかねぇ。」みたいな。
「猫拾ったんですけどペットショップで販売できますか」みたいなのは、ほんと最悪なパターンで、自分でどうにかするのを放棄した上で拾っただけで保護したつもりになっているから完全に営業妨害な件。
君のしたことは捕獲であって保護ではない…全然助けてないし守れてないし丸投げやないかいと毎回絶望する。
野鳥関係なんかは「私は動物を助けたのにペットショップの動物が好きな人の集まる場所でそんな対応されるなんて思わなかった!命に値段つけて売ってるような奴らは結局云々」とかブチギレ言われた日には失笑。
「簡単にいうと人間が思う生き物と生き物自身が適応できる生き方や望むことは全く違うんです、自然の生き物と産業動物は違います。好きだから尊重するんじゃないですか」というと「全然わかんない」と。
ペットショップで働くのって1日動物を触ってお喋りして終わると思って応募してくる人がいるけど、肉体労働だし、生体管理に神経使うし、癖強い人くるし。みんな1ヶ月もたずにすぐ辞めるよね。
