「 土地は価値が下がらない 」
「 だから土地値の物件は価値が高い 」
あなたはそう思っていませんか？
もしもあなたが そう思うのならばそれは
幻 想
なぜか？
僕が言うのではないのです。
銀行がそう言うのです。
詳しくは 後記 に続きます。
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■ 後記
先日 塾生Sさんから 銀行融資 について
こんな相談を受けました。
Sさん「 購入する物件に接する道路が登記簿での地目が畑の私道。
銀行は 『 融資はできない 』といってます。
何とか払しょくする作戦を授けてください！ 」
これってどういうことかわかりますか？
・将来的に 私道所有者が畑にもどす。つまり道路をやめる可能性がある。
・すると 接道しなくなり再建築不可 の土地になる可能性がある。
こんな短絡的な発想を銀行はするのです。
不動産に詳しくない銀行の担当者はこんな紋切り型の査定をするわけです。
銀行マンは不動産には基本 詳しくないです。
■ ではどうする？
建築確認申請 に詳しい建築士 に相談したらいいのです。
もしも僕に相談されたら こう答えます。
（ 僕は確認申請を５００件は出しています。）
１ まず役所の建築指導課に行く
２ 前面道路が建築基準法上の道路かどうか確認する
３ 建築基準法上の道路であったら道路でなくする手続き
（廃道申請といいます）の方法を確認する
実際聞くと実感しますが
「３」を実行するのは かなりハードルが高いです。
なぜならば廃道申請には
接道する土地の所有者全員の実印をもらう（同意を得る）
必要があるからです。
もしも道路でなくなると
・建て替えができなくなります。（再建築不可になります）
・土地の価値が激減します
ので、まず賛成しない（実印など押さない）でしょう。
だから 登記簿謄本で地目が道路でない私道でも
将来、廃道する可能性は極めて低い
と言えます。