前回の続き、後編ですがその前に。


40年以上通うホームグラウンドの千代川河口。

実は昔、大規模な河口付け替え工事が行なわれていました。



左が昔、右が今の姿ですね。

治水の為なのは理解してますし、鳥取市は昔に比べると浸水被害も少なくなったと実感しています。


しかし、この40年の間に起きている大きな変化が。


それは砂浜が狭くなったこと。

近年は海岸の浸食が著しく、40年前に比べると砂浜の広さが半分になりました。


これは河口付け替え工事だけでなく、河川の護岸工事等も影響していて、川から海へ流れる土砂の量が減ったことも原因の一つ。


人工リーフを設置したり、浚渫した土砂を沖合いに投入したりしていますが焼け石に水。

毎年どんどん砂浜が狭くなっていく。

こんな言い方は申し訳ないけど、工費ばかり使って工事関係者が潤うだけという結果になっているように感じます。


そして5月にこのニュース↓




また工事かぁ〜。
しかもこの先20年?

(´Д`)ハァ…

ため息しか出ません。

治水の為だし、浚渫した土砂を投入して砂浜を回復させるサンドリサイクルの為なのも分かります。
だから仕方ないけど、釣り人の立場としては正直なところ残念の一言。

多鯰ヶ池のバス釣りも出来なくなったし、鳥取港沖一文字防波堤も渡船禁止、近隣の漁港や堤防も立入禁止が増えたし、身近な釣場がどんどん少なくなっていく。
僕にとって最後の砦だった千代川河口、果たしてこの先どうなることやら・・・。


さて、ようやく本題。
サーフが不調なので河口へ来ました。

ここは手前30mが根掛かりしやすいので、3本針仕掛けに変更して第一投。


着水とほぼ同時に小気味良いアタリ!
結果は・・・


ピンギス1匹とヒイラギのダブル。


ご存知かと思いますが、ヒイラギって体表のヌルヌルが凄いし、魚のくせに鳴き声出すし、口が変に伸びるし。
僕はどうにも苦手なんですが、鳥取県西部では「エノハ」と言って高級魚扱い、実はかなりウマい魚らしいです。

境港の魚屋さんのホームページより↓


煮付け、刺身、塩焼き、フライ、身離れも良く、どうやって食べても美味しいらしいです。
今度釣れたら試しに食べてみようかなぁ。

その後も、投げても投げても・・・


こんなんばっかし。

それでもめげずに投げていると、タイムリミットの7:00頃、「ズドドン!」と激震。
慌てて竿先を送りこんで、2度目の「グンッ!」で竿を立てて回収。

上がってきたのは↓


えらい大きく感じましたが、測ってみると21cmでした。
今年はまだ20cm以上を釣ってなかったので、これでもメチャクチャ嬉しかったです✨

まだイケるかと思って投げるも・・・

結局こんなのばっかり(+_+)

そうこうしてると右から浚渫船が登場

上流へと上がって行きます。

作業が始まったので、どんな感じか撮影させてもらいました。

これだと濁りが出るし、無理にここで釣っても釣果は芳しくなさそうですね。
釣りが出来ないわけでは無さそうですが、工事関係者の迷惑になってもいけませんし、今後は別の釣場を開拓した方が良いかも。

帰り道、工事の看板を見つけました。


しゅんせつこうじ、実は漢字に弱くて別の読み方をしてました。何て読んでいたかは恥ずかしいので秘密です😆



人間が安心して暮らせることが最優先。
比べたら遊びの釣りなんて、どうでもいいと思ってます。
ただ、人間の都合に合わせて無駄に自然を壊すことだけは、厳に慎んでいただきたいと願います。

でも、どれだけ願っても・・・
いずれは中国製の太陽光パネルで日本中が覆われてるんだろうなぁ。
某総裁候補。この問題、是非ともクールにセクシーに解決してくださいね。