蒲郡で靴屋の3代目をやっている大丸靴店、大桑正弘のブログ -37ページ目

蒲郡で靴屋の3代目をやっている大丸靴店、大桑正弘のブログ

49歳の靴屋の3代目です。
靴屋の日常から仕事のことなどをブログにしてます。

こんにちは大桑です。

台風の影響は大丈夫でしょうか?
電車の乱れもありますが、慌てると失敗することが多いです!
無理せずあせらずお過ごし下さい。

昨日もご紹介のお客様やリピートのお客様で忙しく過ごさせていただきました🤲

靴を履く時は足のかかと🦶を靴のかかとに合わせて、しっかり靴ひもを縛ったほうがいい!!

とは言いますが、力のない女性だと思ったようにしっかりと靴ひもが縛れない!
と言われることがあります。
今日は力のないお客様でも、簡単に靴ひもがしばれるワンポイントアドバイスをお伝えします。
"ヒントはテコの原理"

まず、なぜ?靴のひもをしっかりと縛ったほうがいいかお伝えしますね。
人間の足の裏には土踏まずを中心に、橋のアーチのような構造があります。
そのアーチ構造により、上からかかる衝撃を吸収したり、アーチが崩れないようになっていて、体や姿勢のバランスをとっているんです。

そしてもう一つ、親指を使ってバネのようにアーチの筋肉などを使って地面を蹴り出しているんです。

捻挫や骨折等で靭帯が緩んだり筋力の低下によりアーチを支える力が弱ってくると、写真のようにアーチが下がり足🦶の骨格の配列や脚🦵の配列が崩れ.扁平足や外反母趾などになりやすいです。
そしてO脚になったりして変形性膝関節症で膝が痛くなったり、股関節や腰の痛みも出てきます。


靴ひもを縛ることによって、私の親指のように足の骨格を持ち上げアーチを上げる事が出来るんです。
だから、きちっと靴ひもを縛ることが大切なんです‼️

足の悩みなどでご相談のお客様に、紐靴をお勧めし土踏まずを持ち上げるように、私がしっかりと靴ひもをしめながら縛ると
「えー、こんなに強く靴ひも締めるんだ!?」
とおっしゃいますが、実際歩いてみると足🦶や脚🦵が安定して、指先で地面が蹴り出せるようになり歩きやすくなります。
かかとが安定することにより指先で地面を蹴り出しやすくなるんです。

ただ問題があります。
力の弱い女性や手の先の変形などがあるお客様にとって、私のように紐を強く縛る事は大変です。
大変なことを毎回続けるのは無理があります。
それが原因で、靴紐がゆるい方とおみえになります。
そんなときにお勧めなのが、"てこの原理"を使って紐を締めていただくことです。
普通に紐を締めるだけだと指先に力が入ります。

下の写真のように、ひもの通した部分を"てこ"のように使って、反対側に引っ張ると女性の小さな力でも今までより靴ひもを強く締めることができます。
試してみてください。
ちょっとですが今までより強く締められると思います。
ご家族で手の不自由な方や、力の弱そうな方が見えたら教えてあげて下さいね^_^

なぜこの方法を思いついたかと言うと、足の悩みで相談に来るお客様の多くが、靴ひもを緩くして簡単に靴をはける状態で靴をお履きになっていることで、靴の中で足が滑って靴の先に指先が当たったり、かかとの骨が不安定になり、膝や股関節に負担をかけて痛くなっていらっしゃる方が多いです。
その中で、靴ひもを強く縛れないお客様も多いことに気づいたからです。

行楽の秋、ぴったりと足に合わせたひも靴で、お友達やご家族と楽しく遊びに行ってくださいね。



シューズ&バッグ大丸蒲郡店

店長 大桑

バチェラー(上級)シューフィッター  o.7596

蒲郡市八百富町7-34

(サンヨネ蒲郡店内)

蒲郡駅から東に徒歩10

0533-68-0186

(お問い合わせは店長大桑まで、火曜日はお休み頂いています。不在の時は折り返し電話します)

am 10時からpm7(日曜930分から)

年中無休