☆ココナッツオイルは安い水素添加のものは不可 | きじとら☆茶とら+はちわれ

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うちの猫達と他所の猫達のことなどあれこれ書いてます。
※不妊治療は限定記事にしています。

検索して興味深い記事を見つけました。

長いので一部抜粋、興味のある方は元サイトで全文を読んでみてくださいね。

ココナッツオイルを食する場合はコールドプレスのヴァージン・ココナッツオイルを。



http://www.coconutresearchcenter.org/Newsletter%206-5%20Japanese.htm

目次:

  • 新事実:ココナッツオイルは糖尿病のリスクを減らす!
  • ココナッツオイルは乳幼児の食事として安全か?
  • 慢性疲労症候群はウイルスが原因か?
  • 健康ニュース(概要)


新事実:(ヴァージン)ココナッツオイルは糖尿病のリスクを減らす!

反対派の人々が本研究の成果を、(水素化?)ココナッツオイルの使用に反対する証拠として指摘する理由!

(一部抜粋)

実はここに問題があるのです。この研究成果を知らせるニュースの中にも、またこの研究の要約の中にさえも、研究者がこの研究に使用したココナッツオイルのタイプが普通のココナッツオイルではない事が言及されていなかったのです。研究論文全文を読み通し、実験工程の記述に目を通すと、この実験には水素化されたココナッツオイルを使用した、と書いてあります。これで矛盾の理由がはっきりしました。


不飽和脂肪が水素化されると、飽和度が上がります。この過程で「トランス脂肪」と呼ばれる人工的な飽和脂肪が生成されます。この人工的飽和脂肪は天然の飽和脂肪とは異なり、多くの健康問題を引き起こす事が分かっており、その中にはインスリン抵抗性や脂肪肝の問題もあります。

水素化された油脂が脂肪肝を引き起こすことはずっと昔から知られていました。(文献8-9参照)


それは大豆、トウモロコシ、ココナッツ、、、とオイルの原料の種類には関係ありません。水素化油脂はすべて肝臓の脂肪沈着を引き起こします。水素化されたココナッツオイル中の長鎖脂肪酸が、この研究でネズミの肝臓に詰っていたものです。そして総カロリー量の45~60%というオイルの割合を非常に高くした条件でこの実験が行われた事も忘れてはなりません。ネズミたちは大量の有害なトランス脂肪を与えられ続けたのです。


この研究は、水素化されたココナッツオイルを使って実験を行うと悪い結果が出る事を示す、よい実例です。この研究を行った人々は水素化ココナッツオイルを使用すると天然のヴァージンココナッツオイルを使用した場合とまったく異なる結果が出るという事実を無視しているように思えます。


研究者が水素化ココナッツオイルを使用しているにもかかわらず、この研究成果は大変興味深い事を含んでいます。それは水素化しても傷つかなかったココナッツオイル中の中鎖脂肪酸がトランス脂肪酸の悪影響に勝り、体全体の脂肪の沈着を防ぎ、インスリン感受性を保ったという結果です。しかし、トランス脂肪の悪影響を完全にブロックする事はできず、肝臓に影響が出ました。



いまだに研究者の多くは天然の飽和脂肪と人工的に生成した飽和脂肪の違いを認識も理解もしていません。そのため、水素化されたココナッツオイルが実験に使用される事がよくあります。通常、研究論文のどこかに水素化オイルを使用したという事は記されています。しかし、年代の古い研究論文には、この事実は記載されていません。ですからココナッツオイルの負の影響を報告している研究に対しては注意する必要があります。今回挙げた研究論文のように、事実を発見するためには、全体を読む必要があるかも知れません。


ですが、ほとんどの人々は、論文を詳細に読み込んで内容を追跡するのを面倒に思いやらないのです。おそらくはニュースリリースや論文の部分的抜粋から取材した人の解釈を鵜呑みにする方を好むのです。

研究上の重要事項でない限り、水素化脂肪を使用して実験を行った事が報告されない事が多いのは、注意すべき重要な事実です。この記事で説明した事も、「ココナッツオイルは体に悪い」という「神話」がずっと流され続けた、理由の一例なのです。


この研究に関するたくさんのニュース記事がインターネットで普及してから、ココナッツオイル不支持層は、ココナッツオイルその他の飽和脂肪酸を使用する事は危険だという証拠として「脂肪肝」の問題を強調しました。しかし、ここで述べた事こそ事実であり、今やそれを理解した読者の皆さんはそのような記事を見ても惑わされる必要はありません。


Tonnyの一言:

この記事の最重要ポイントは、ヴァージンココナッツオイルとココナッツオイルはまったく異なる効果を持つ別のオイルだという事でしょうか。一般にココナッツオイルとして売られている安価なオイルには、この記事で指摘があったような「水素化」の問題がある場合が多く、しかも製造上の事なので私たちには「見えない」やっかいな問題です。対策は、ホンモノを自身で体験して覚える事でしょうか。

それにしても、「水素化」ココナッツオイルが脂肪肝の原因になったというのは注意すべき事実ですね。



慢性疲労症候群はウイルスが原因か?

新しい研究結果の示す、慢性疲労症候群とエイズ、癌などの原因ウイルス群との関係。


(一部抜粋)

同博士は、「もし問題が発生したとき、どうやってそれを診断し、どうやって治療するのかが問題です。HIV感染症を治療するために既に開発された抗レトロウイルス薬があるとしても、このウイルスは別物で、独自に開発された薬のラインナップが必要ではないでしょうか。このウイルスを一般化し、どのような挙動を示すかについて見極めるためには、さらなる研究が必要です。」と言っています。



この新しい知見は、研究者の興味を触発し、慢性疲労症候群の患者にとって治療の道が開かれるかも知れないという希望を与えました。

「私は明るい未来が待っているように感じます。」とクリーブランド在住の患者で36歳のアン・ウルスさんは言っています。

薬餌療法を開発するには時間がかかりますが、病気は待ってくれません。病気と闘っている患者にとっては、今日、この瞬間からできる事が必要ですが、その方法は存在します。



ココナッツオイルの中鎖脂肪酸はHIVウイルスやXMRVウイルスと類似したレトロウイルスを殺す効果がある事が知られています。多くの慢性疲労の患者たちが、食事療法にココナッツオイルを加える事で、症状の改善が見られたと報告されていますまた、ココナッツオイルはエネルギーレベルを上げる効果もあるので、よりエネルギーレベルを上げる必要のある慢性疲労の患者にとって効果的です。



ほとんどの薬とは異なり、ココナッツオイルには有害な副作用がなく、多くの良い効果があります。感染症のココナッツオイルを用いた治療法についてより詳しく学びたい方には、「新しいリウマチ治療:リウマチ性関節炎と線維筋痛症の痛みを消し去るには」 という本をお勧めします。同書は関節炎と線維筋痛症に焦点を当てて書かれていますが、線維筋痛症は慢性疲労と関連している事が一般に知られており、本書にある治療法はそのまま、慢性疲労の患者に適用できます。


加えて、ココナッツオイルには強力な抗がん作用があります。ココナッツオイルが癌の原因ウイルスを殺すことができるという事実は、XMRVに誘発された前立腺癌の予防にココナッツオイルの潜在的能力が有効であるという事です。



Tonnyの一言:

このような記事に触れるたびに、「証拠を出せ!とばかり言うよりもまずきっかけをつかむ事の重要さ」を感じます。最終的には証拠をつかんで実証しなければなりませんが、感覚を磨いて「違い」を感じ、仮説を立てることが出発点だと思います。この記事を掲載する意味は、「結果だけ知る」事ではなく「現在進行形」で「試行錯誤」が行われている事に触れ「興味を持ってもらう」事です。原因不明の病気もこのようにして解明されていくのかも知れません。



参考文献

1Lombardi, V.C., et al 慢性疲労症候群患者の血液細胞からの感染性レトロウイルス、XMRVの検出。 Science 2009; 326:585-589

2Kean, S. Virology 慢性疲労と前立腺がん:レトロウイルスとの関連性? Science 2009; 326:215

3 DeFreitas, E., et al 慢性疲労免疫不全症候群患者の型ヒトTリンパ球向性ウイルスとレトロウイルス配列の関連性。 Proc Natl Acad Sci USA 1991; 88:2922-2926


この記事の一部は、ニューヨークタイムズの「ウイルスが慢性疲労症候群の原因か?」(デニス・グラディ氏執筆)という記事を参照しています。