「・ある牧場の周りに「殺処分反対」とチラシを貼ったり、勝手に家畜を逃がした愛護団体がいる。
逃がした20数頭の牛が水死した。農家の気持ちがまるでわかってないし、あれじゃ不法侵入。
動物愛護の人たちは、動物のことしか考えないからいけない。
・反対や抗議の電話とかをする人がいるが、欲しいのは賛成・反対の声ではなくて当事者の声や情報。
これに関しては、我々も考えないといけません。動物のためを思うがあまりに、被災者の方の感情を置き去りにしてませんか?実は現地では、この声が聞かれます。一部の団体が、善意の大部分の団体にまで迷惑となるような行動をしているケースがあるのはすでにいろんな方が見たり聞いたりしているものです。一部が全部のイメージを悪くしてしまうのは残念です。警察への被害届の話も聞いています。なんだか残念です。復興に向けて、手助けしないといけません。」
新庄動物病院さんの掲示板から転載させてただ来ます。
一部の団体さんの勝手な行為で、せっかくの構想が駄目にならないようにと願うばかりです。。
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私もファームサンクチュアリについて、お答えします。
http://blogs.yahoo.co.jp/shinjo_ah/archive/2011/6/13
ファームサンクチュアリにかかわったものとして、いくつかの意見だけを今日は書きます。昨日のブログに書き込まれた内容を見てのものです。高邑先生がお答えされていますが、それに付け加えになります。
「原発被災動物研究センター」は、サンクチュアリとは別物?
ですが、別かどうかも現段階では分かりません。構想は動きだしたばかりで、現段階では、飼育費が得られそうなところに流れていく可能性もあります。正直なところ、あれだけの牛や豚を生かすのは、壮大すぎるプランでもあると考えています。警戒区域を野生の王国にするのであればそれも可能でしょうが、念頭に置かれている住人の方々の帰宅を考えるとそうもいきません。圏内いくつかの場所に集めるのがいいと考えられます。
今回の件では、農家の方の意向を最優先しました。
「生かしてほしい。。。」
その要望にまずはお答えしたのです。その中で、どこかからの援助が頂ければありがたいです。そうすれば、飼育が可能となります。ここにきて、正直に書きますと、飼育費の問題が出てきています。大体、牛を生かしておくだけなら、一日200円が必要。その他、柵の補修費やら設備費についても必要でしょう。夏は牧草が生えますけど、冬にはそのままの状態では生きていけません。
資金確保の方法としては、寄付、研究費、、、、というところを考えたわけです。
ただ、研究となると、今の獣医学の研究のほとんどでは、動物福祉にのっとって行われます。実際に、研究者の先生方は論文という形でそれを社会に情報発信されますが、論文を提出する際には、動物福祉という面が非常に厳しく見られます。海外の一流誌になればなるほど、その傾向があるように感じます。一流の研究となると、年間何億円も研究費をもらっている先生方もおられます。そうなれば、研究費の一部をなんとか使わせていただけないかと考えたわけです。
当然、この段階では、実験動物という側面から考えると、批判は覚悟しておりました。この文言が正しかったかどうかはいまだに不明です。ただ、時間がないために、見切り発車の状態であっても、やるしかなかったのです。そして、動物を生かすだけでは、国も動きません。復興に向けた提言ができなければなりません。
そこでご意見をいただいているのが南相馬市長です。彼は30年弱も牛を飼って、日々乳搾りもやってきております。農家の方の気持ちがわかります。そして、先日も外国人記者クラブでの話を聞かせていただきましたけど、復興に向けて提言などは本当に素晴らしいリーダーであり、政治家です。
その復興プランにコラボレーションできればと考えてもいました。
人間の健康への研究も当然そうでしょうけど、家畜を用いるというのも研究としては価値があります。肉牛が、本来の目的通り食卓に並べるために、何ができるかを調査するような研究があるかもしれませんし、蓄積された放射性物質を体外へ出すための研究にも今回の状況では研究対象となるかもしれません。これについては、今回我々の記者会見で林教授がおっしゃってましたけど、林教授の目の届く範囲で行えたら理想でもあり、もしあまりに多くの研究者が注目をするのであれば、民間からの監視も必要ではあると思います。逆に、誰からも注目されない場合には、民間からの寄付での運営となります。正直、このあたりは運営してみないとわかりません。
農家の方は、すでに牛をすべて売り払って、職を失った方もおられます。そうした方にもこの牧場に入っていただくことで、雇用にもつながる可能性があります。ファーム・サンクチュアリが拡大すればするほど、復興に寄与する面は大きいと考えています。
国内で研究が集まらないのであれば、海外から受けてもいいでしょう。そうすることで、人の流れもできます。南相馬市に人が流れます。研究都市として再出発も悪くはないでしょう。あくまで、これらは、安として考えている段階で実現して動かそうとしているわけではなく、構想のレベルと考えています。
さて、それでは、どのような研究か?
これに対しては、現段階では分かりません。
研究者それぞれにやっているテーマがあります。これは野生動物の専門の方がおっしゃっていましたけど、地面にカメラをセットして、鳥や動物の流れ(種類や移動方向)を見る。それでも研究になるのです。動物実験という土地が飛び散ったり、残虐なイメージがありますけど、今回の牧場の目的を考えれば、それをやったら、どこからどんな非難の声が上がるか、いい大人であれば理解できると私は思っています。また、そんなことが行われていたら、我々がもう一度戦う必要があるかもしれません。
いずれにしてもずっと見守らないといけませんし、改善点はまだまだあるプランであると思います。先日警戒区域に入った後輩がペットの「エミュー」を見つけたとおっしゃってました。理想としては、飼い主さんが戻られるまでは、ファームで飼育するのもありでしょう。それに向けて、何ができるかを考えないといけないのですけどね。。。。
現段階で牛や豚だけで、4000頭は生存しているものと考えられています。
現在は、高邑先生が各自治体を回って下さています。牧場にできそうな場所を探してくださっています。彼は、政治家です、研究者ではありません。研究の話は、研究者に、、、、が一番いいと思います。しかし、まだ動き出したばかりで、研究者も集まっていません。(まったくというわけではありません)
そして高邑先生の回答では以下のものがありました。
・ある牧場の周りに「殺処分反対」とチラシを貼ったり、勝手に家畜を逃がした愛護団体がいる。
逃がした20数頭の牛が水死した。農家の気持ちがまるでわかってないし、あれじゃ不法侵入。
動物愛護の人たちは、動物のことしか考えないからいけない。
・反対や抗議の電話とかをする人がいるが、欲しいのは賛成・反対の声ではなくて当事者の声や情報。
・ある牧場の周りに「殺処分反対」とチラシを貼ったり、勝手に家畜を逃がした愛護団体がいる。
逃がした20数頭の牛が水死した。農家の気持ちがまるでわかってないし、あれじゃ不法侵入。
動物愛護の人たちは、動物のことしか考えないからいけない。
・反対や抗議の電話とかをする人がいるが、欲しいのは賛成・反対の声ではなくて当事者の声や情報。
これに関しては、我々も考えないといけません。動物のためを思うがあまりに、被災者の方の感情を置き去りにしてませんか?実は現地では、この声が聞かれます。一部の団体が、善意の大部分の団体にまで迷惑となるような行動をしているケースがあるのはすでにいろんな方が見たり聞いたりしているものです。一部が全部のイメージを悪くしてしまうのは残念です。警察への被害届の話も聞いています。なんだか残念です。復興に向けて、手助けしないといけません。
今回のケースでは、多くの団体のおかげで、多くの動物が救われました。
それに対しては、行政も認めています。そして、今、行政も立ち上がろうとしています。
各自治体に対して、応援するのが今できることかもしれません。
もしかしたら、私のできることも、もうないかもしれないと考えています。
枠組みができた今、あとは、皆さんと一緒になって募金を集めて、それを寄付していくことになるかもしれません。私個人としては、フォスタープラン的な、里親制度を用いたいです。寄付のみで成り立つプランで、その動物は実験には一切寄与しない。(死後解剖や、健康診断は、やってもいいですよね?) そうすることで、健康管理もできます。処分されなかった命ですから、生かしてあげたい、、、そう願う流れがあることがうれしいです。
現段階で、高邑先生や玉木先生、城島先生に対して、いろいろと質問しても、真実を語れば語るほど、何とかしたい思いが最優先でのプランであることがわかります。誰かがもっといいプランを出してくださればいいと思います。何かないでしょうか?
一緒に考えていきたいです。多くのご意見を(そこそこケンカしないの論調で)よろしくお願いします。