NHK「A to Z」の感想、放映されなかったこと | きじとら☆茶とら+はちわれ

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うちの猫達と他所の猫達のことなどあれこれ書いてます。
※不妊治療は限定記事にしています。

9日のNHKの番組。

正直まあまあの出来ではあったものの、処分数を言うなら犬猫あわせて内訳の過半数は仔猫であるわけで、もっとそういう具体的な数値やどうすれば良いかということを放映すべきだと思いました。

犬が好きなスタッフが多いから犬がメイン??

仔犬だけに異様に関心を持つ日本人っていうのも問題で、悪徳ブリーダーや仔犬に群がる消費者が多いのが犬の処分数が増える一因ではあります。

でも猫の場合はペットショップでも売られているのがほとんど仔犬で仔猫は数が少ないことを考えても、飼い猫、捨てられた猫が出産してその仔猫が処分されているのが実際。

もっと猫に関してもどうすれば良いかを取り上げるべきだったと思います。

全体的に小奇麗にまとめた感が否めない。

それと先ほど他の方のブログで詐欺とされていた「おっさん」の事情やその後のことが書かれていました。

確かに番組ではその時にいた猫を取り上げて一件落着、みたいな感じでどうなったのかが分かりませんでした。

あの「おっさん」は今はボランティアさんとの話し合いで改心し、猫の保護活動を手伝いたいと言うことも言っているそうです。

こんなゆるい番組を作るNHKの受信料は払うの止めようかしらプンプン

里親詐欺って言うなら本物の金銭目当て・虐待目当ての奴を取材しろ!

番組冒頭でぼかし写真で紹介していた(おそらく愛知県?)妻子持ちで譲渡された猫を虐待して殺した男とか!

以下は魔法のしっぽさんからの転載記事 です。

※何回か再投稿しましたがなぜか改行ができません。読み難くてごめんなさい。

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1/9NHK里親詐欺報道。放送されなかった、虐待犯の真実。

動物愛護の問題にあまり関心がなかった方、初めて触れる方に見ていただくには、
有意義な番組だったと思います。

ですが、実は番組をみて、拍子抜けしました。
chocoさんからうかがっていた話と随分違う編集がされていたからです。

番組では、子猫を30匹集めては虐待し、公園に捨てていたおっさんから、
chocoさんが4匹の猫を取り上げる一瞬が映っていました。
「虐待犯」から猫を取り上げた。解決、めでたしめでたし、という感じで。

しかし実際には、chocoさんはおっさんに向き合って、
おっさんの抱える寂しさを受け止め、おっさんは重い口を開き真相を語りました。
虐待というよりは「飼い方がわからない」という無知。

・足の踏み場のない部屋で、文字通り踏んづけてしまった。
・猫風邪の対処の仕方がわからなくて死なせてしまった。
・病院に連れていくことすら、知らなかった。
・連れまわしたのも、可愛がっているのを見せびらかしたかった。
・猫が懐かなくて、もてあまして捨てた。
・でも寂しくて、次々と猫が欲しかった。

chocoさんは、
足の踏み場もないようなおっさんの部屋を一緒に掃除してやり、
猫の正しい飼い方を指導し、公園の猫の保護を手伝わせ、
「『猫のおっちゃん』って皆に慕われるようになるで」と励まし、
おっさんを改心させました。

これって、すごくないですか?
「虐待犯」としてつるしあげるのは簡単です。
誰かの責任にすることで、人は安心するからです。

その「虐待犯」に手を差し伸べること。
私がchocoさんの立場だったら、できただろうか?

もちろん、虐待は許されることではありませんし、病的・猟奇的な虐待犯もいます。
しかし、社会的な繋がりの希薄さや無知、貧困が虐待を生み出しているケースもあるのです。。。
(人間の子供に対する虐待も、そういうケースがありますね)

chocoさんを尊敬します!

NHKにはここまで番組にして欲しかった。
一緒に立ち会って、カメラを回していたはずなのに。


ふくのおやかたさんがご自身のブログで、
chocoさんの思いや問題点をまとめてくださっていますので、
以下の転載をお読みください。


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『犬・猫・ヒトの共存を夢見て』 より転載


1/9のNHK「追跡!AtoZ」で紹介された里親詐欺の箇所について、
番組をご覧頂いたみなさんへ、お詫びと、ぜひ知って頂きたいことがあります。

長文となりますが、どうか最後まで読んで頂けるとうれしいです。

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まず、前回、当ブログで、おっさんの虐待事実のみを取り上げ、
その後のchocoさんとおっさんの経緯を知らずに記載してしまったことを、
ここに心よりお詫び致します。

chocoさんの日記で、おっさんがなぜ?あんなことをしたのか、
その背景と、その後のおっさんのことを知りました。

また、NHKの番組自体に、悪意ともとれる編集があり、
また、【捏造】がありましたことも含め、下記にお伝え致します。

~~~

番組冒頭、大阪の猫里親詐欺・虐待をしたおっさんが紹介されました。
確かにおっさんが虐待した事実はありました。

しかし、今は、おっさんはchocoさんから正しい猫の飼育方法の指導を受け、
おっさんなりにちゃんと猫の面倒を見ています。
また、おっさんは、chocoさんと出会ったことで、
今は「地域への恩返しのために、猫保護活動を手伝いたい」と言うほど、改心してくれました。

NHKは、そこまで取材をしていたにもかかわらず、
編集により「chocoさんが、困ったおっさんから猫を保護した」という部分だけを放送しました。。。

さらに問題は、NHKは【捏造】までしていました。。。(捏造については、下の方に記載)

取材を受けたchocoさんは、大変ご多忙の中、NHK取材に付き合ったにもかかわらず、
このような編集のされ方に対し、大変憤りを感じておられます。
以下、chocoさんのmixi日記(2010年01月10日)から、一部転載します。
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おっさんの生の声。。。

一人ぼっちで生きてきて。。。

家族がほしかった。。。

でもどう扱ったらよいか解らなかった。。。

実際に死んでいった命は、虐待よりも、

病院に行くことさえ知らないおっさんの悲劇と

きちんと最初にフォローしてやらなかった団体の落ち度。。。

そこのところはきちんと取材してたはずなのになあと思う。

(中略)

おっさんは、最後に一言、仔猫の収集を

止めてくれてありがとうと、泣き。。。

今は、きちんと再譲渡した2匹の猫を大切に

育ててくれ。。。

今又新たに、地域への恩返しの為に、

猫の活動を手伝ってくれようとしている。。。

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番組を見て下さった方に、
どうかこの部分だけは 知って頂きたいと思い、お伝えします。

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また、NHKのこの番組に、【捏造】がありました。

司会者の背景に飾られた動物のパネルを、
「虐待を受けて怪我を負ったり命を落とした猫たち」
と紹介していますが、うち一枚の子の死因は、虐待ではなく、猫風邪です…。

NHK側より、「虐待はされたけど今は、幸せになった子を紹介したいから」と
言われたため、chocoさんは情報提供されたのですが…。

この件に関しては、私も直接NHK側へ伝え、
また、必ずchocoさんへ謝罪をするよう、連絡しております。

~~~

里親詐欺をはたらく人間の大半は、【転売目的】です。

巧妙な手口で大量に猫を掻き集め、毛皮や動物実験目的の企業・機関へ売り飛ばす、
金銭目的です。

もちろん、虐待目的のケースも少なくありません。

本当に糾弾・追跡しなくてはならないのは、そちらのほうです。

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番組で出たおっさんは、自分の罪を理解し、これから自分がすべきことを理解しています。
おっさんはもう、責められるべき人間ではなくなりました。
私たちがそのゆくえをしっかり見守り、応援すべき人になっています。

~~~

私を含め、動物保護活動をしているたくさんの人が、この番組に大変期待し、
またブログに告知掲載したり、直接友人や親類に連絡して
「ぜひ見てほしい」と訴えてきました。

なのに、事実を知れば、この顛末。。。

NHK側の編集に騙されないで。。。


※この記事は転載フリーです。


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転載ここまで