今日も母親の見舞いに行きました。
金曜日に抜いてもらった腹水がまた溜まってきて、今日も抜いてもらってその量が3・9リットル。
かなり量が多いです。
一ヶ月前までは出血以外には特に症状が無かったのがここ最近で一気に悪くなっているような感じです。
昨日考えたのが、手術が最初から一ヶ月は先と分かっていたのだから別の病院(近くに医科大がある)にも行ってみて、手術を早くしてもらえるところで治療するようにすれば良かったということ。
どうも今の主治医は親身になってくれないというか、何だかあまり熱心でないように感じるのもあります。
今日は行かない予定でしたけど、癌性腹膜炎による腹水(多分そうだと私は予想している)に漢方薬では補中益気湯と五苓散が良いというのを検索で見つて、それを処方してもらえないかと思って病院に行きました。
癌研有明病院でも漢方サポート外来というのがあって、癌治療に漢方薬を取り入れているところも増えてきているようです。
(抗がん剤、放射線の副作用を軽減し、QOLを高める 漢方薬の症状改善力を見直すhttp://www.gsic.jp/alternative/alt_01/rcr/ )
でも母親の入院している病院ではおそらく全く治療に取り入れてないのでしょう、入院中は使わないで欲しいとの返答でした。
色々と調べてみて術前から服用しておくと術後の経過が良いという情報もあったので、病院側には黙って補中益気湯だけは服用するように言って帰りました。
副作用が出れば別ですが、服用してマイナスになるとはどうしても思えませんから。
また腹水を抜くと楽にはなるものの、腹水に含まれる栄養も一緒に取ってしまうため栄養失調の状態になるとか。
アルブミン点滴をすると状態が良くなるということ、この点滴は保険診療では受けられないと書いてありますが、手術まで2日ですし父親にアルブミン点滴をしてもらえないかを聞くようにと、さっき電話で頼んでおきました。
腹水の溜まり方などから母親の病状は重いのだろうなと思います。
腹水の細胞診はしてもらっているということでおそらく腹水から悪性のものが見つかるかもしれません。
猫記事、親の治療記事ともに書く気力が失せることも多分あります。
そうなるとしばらく更新できないし、お休みする時にはペタ帳は閉じておいて、余裕があるときに他の方のブログに遊びに行かせて頂きますね。
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補中益気湯の術前投与が手術侵襲に及ぼす効果と臨床的意義
術後の過剰な生体反応の制御と術後感染症の防止
岩垣 博巳 氏
(岡山大学大学院医歯学総合研究科 病態制御科学専攻 腫瘍制御学講座 消化器・腫瘍外科学分野講師)
http://www.tsumura.co.jp/password/m_square/today/kkn/060405.htm
NK細胞活性と漢方薬
http://www1.ocn.ne.jp/~aisei/nk.htm
京都大学放射線生物研究センターの内田温士(ウチダアツシ)教授によれば、癌で手術した患者のNK細胞活性とその術後の予後を調べたところ、NK細胞活性が低下している患者では5年生存率は0であり、NK細胞活性が正常な患者では、ほとんどが5年生存しているそうです。内田教授は、このNK細胞活性を高める方法として、漢方薬に着目し、補中益気湯、十全大補湯、六君子湯、人参養栄湯についてその効果を調べています。これらの処方には何れも活性を高める作用が認められますが、患者によってNK細胞活性が高くなる処方が違います。例えば、補中益気湯と六君子湯に反応する患者であれば、この2処方を使って治療すると、末期癌でも腫瘍が縮小する効果が認められるそうです。
消化器癌術後のQOL改善に対する漢方補剤の使用経験 神奈川県立がんセンター外科
十全大補湯を始めとする漢方補剤が消化器術後のQOL改善に有用であるという報告が10年程前からみられるようになったが,この背景にはこれらの漢方補剤による免疫能の低下防止や貧血防止,食欲改善などの諸作用があるものと考えられている.私共は実験的,臨床的検討を通して, これらの作用を明らかにしてきた。マウスにおける実験においては,十全大補湯混合飼料を摂取させることによって,悪液質誘起作用のあるTNFによる体重減少を阻止し,TNF負荷によって誘導されるNK細胞活性の低下を軽減することが分かった。悪液質誘起作用の認められているマウス移植腫瘍Colon 26による実験においても,同様の作用が確認された。臨床的には,胃癌,大腸癌などの消化器悪性腫瘍術後に対する十全大補湯の長期投与109例における術後のQOLについて,身体的状況については90%以上に,また,精神的状況については85%に満足しているとの回答を得ている。
http://journal.jsgs.or.jp/pdf/028040971.pdf