電子掲示板、ゆっくり霊夢ゆっくり魔理沙は、
いつも楽しんで見ている。番組の数がおびただしい
程あるし、どれも見応えあるので、どれを選べば
いいか迷うこともあるが、私が、最近、もっとも
印象に残った動画が、「41歳のニートおばさん」
である。このご婦人さんは、私に、身の上、立場がよく
似ているのだ。ご婦人さんの、お名前はスズカさんと
いうが、これは、勿論偽名だろう。スズカさんは、母子
家庭であるが、祖父祖母が、スズカさんを猫かわいがり
し、彼女に欲しいものを何でも、買い与えたという。
彼女の身の回りのことは、何でもしてあげたという。
やがて、彼女が就学生の時、祖父祖母が亡くなり、家庭も
台所の事情が逼迫して、スズカさんは吝嗇ができなく
なったという。ところが、母親の事業が波に乗り出し、
再び、金持ち家族になった、スズカさんは、また贅沢三昧
の過保護育ちの生活になったという。彼女は、高級マン
ションに、お手伝いさんと同居し、ご飯は、ステーキとか
寿司とか食い放題だったという。やがて、彼女は母が亡く
なり、お手伝いさんも、彼女の母が故人になったことに
寄って、ショックを受けて、体調不良になり、お手伝いを
しりぞくことになった。
スズカさんは、「あなたが、いなくなったら、私は、どうして
生きていけばいいの?」
彼女は「お嬢さんも、独立しないとダメです。お嬢さんなら、
できますよ。」
といって、おいとましたという。
でも、その時、スズカさんは、もう30ウン歳。その歳に
なって、初めて勤務することになったが、街へ出ると、電車、
地下鉄の乗り方も分からない。彼女は、今迄、外出の時は、
お手伝いさんが運転する、自家用車に乗っていたのだ。
彼女は、電車、地下鉄に乗る時、料金がいるということを
初めて知ったという。当然、彼女は勤務先でも失敗だらけ。
そうしてるうちに41歳にもなってしまい、彼女は途方に
暮れている処で、動画は終わった。
・・・・この動画は実話なのだろうか?
実話を元にしたフィクションだろうか?
私と、よく、身の上、立場が似ている。
私は、泣きそうになった。
その、ご婦人さんには、私は、こころから、エールを
送りたい。共に、「頑張ろうぜ!」と云いたい。