好きな映画は

 えー、私は、90年代・・(つまり、平成ヒトケタ)は、

歌だけでなく、TVドラマ、プロレス、小説、そして、映画も

随分ヲタクでした。当時、私は、今でいうアラサーであり、

働き盛りであり、映画も、うんと楽しもうと思って、邦画、

洋画を問わず、劇場に、よく見に行ったものでした。そして、

90年代から、もっぱら、レンタルビデオ店の時代になり、

私は、気に泊まったものを、矢継早借りまくってました。

主に、私は、SF映画が大好きでした。映画雑誌のキネマ旬報も、

よく読んでたっけ。(難しかったけど。)

 でも、私は、2000年代に入って、40代なかば頃から、

なぜか、映画を見なくなりました・・。ビデオも、まるで借りなく

なりました。過労がたたったのか、躰を、ちょっと壊し、持病の

統合失調症の病気をこじらせたのです。あの時の私は、マリッジブルー

にも陥り、とても、映画を見にゆく余裕がなかったのです。「あの時の

あなたは、随分顔色わるかった」と、周囲の人は言ってました。

私が、病院変わったのも、この頃です。

 しかし、私は、徐々に快復し、やがて、すっかり、健康を取り戻し

たのですが、とにかく、映画の数が、おびただしい程あって、もう、

見るのが、しんどいのです。TVドラマも見なくなりました。半沢直樹も

相棒もドクターⅩも見てません。オレも高齢者だから、頭のメモリが

パンクしちゃうよ。マンガの実写化の映画も、山ほどあるけど、もう、

わしはついていけん。

 

 そこで、70年代、私が、10代だった頃、好きだった映画を、

思い出して、童心に帰って(?)書くことにします。

 それは、一般の人には、意外かも知れないけど、じゃーん、

世界に誇る作曲家、伊福部 昭氏がBGⅯを担当した映画、全作で

ございます。私は、年齢がひとけたの時は、映画ったら、怪獣映画しか、

ろくに見ず、あとは、ディズニーと東映のアニメ映画を、たまに見る

程度でした。小さい頃、伊福部氏のBGⅯに、すっかり刷り込み(そりこみ)を

入れられ、中等教育生になって、知的好奇心とやらが、チョコチョコ出てきた

私は、怪獣映画以外の大人向けの映画も見よう!と思い、当時、私が

偶然見つけた、キネマ旬報で、伊福部氏の特集記事があって、あっと

驚くタメゴローでした。それに、氏がBGⅯを担当した、映画全リストが

載っており、私は、それを参考にしたのです。ンで、75年頃、私が、

高校生の頃、当時、五社協定で、日本映画名作祭なる企画があり、私は、

例のリストで、「ビルマの竪琴」「きけわだつみの声」等を発見し、

見に行ったのでした。とにかく、当時は、伊福部氏のBGⅯを聴きたくて

仕方なかった。まだ、ビデオもない時代であり、氏は、そのころは、

「自分のBGⅯは、絶対音源化させない」というポリシーを貫いていた

ころだったのです。ですから、当時は、氏のBGⅯを聴くには、ゴー

ルデンタイムで、氏が音楽監督をした映画がオンエアされ、カセット

テープに録音するしかなかったのです。

 

 ところで、伊福部氏のBGⅯが好みでない、って人もおるんですなあ。

 それは、誰かというと、福田 純監督です。60年代、ゴジラの息子

とか、南海の大決闘とか時々作ってた人です。この人は、自分の映画の

BGⅯを伊福部氏に担当させたことありません。私は、今迄、永いこと、

怪獣映画のBGⅯを伊福部氏ばかり起用したから、たまには、佐藤 勝とか、

他の人を起用してもいいだろうと、田中友幸さん、考えたのだろうと

思ってたのですが、そうでなく、福田氏は伊福部氏の音楽はすきで

なかったのが真相らしい。

 

 

 

 

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