光陰矢の如し、って訳ですね。そうだなー、何があるかな

っと。「ノストラダムスの大予言」なる書籍が話題なった

のが、1974年(昭和49年)でございました。私は

当時、高校一年生、15歳でありました。こんな本、アホ

らしい!で一蹴して終わりなのですが、内気で暗示にかか

りやすい私は、随分不愉快な気持ちになったものでした。

その頃の日本は、前年、第一次オイル・ショックで、てんや

わんやの大騒ぎで、日本経済が破滅した、もう日本は終わり

だ!と言われ、同時期に小松左京の「日本沈没」なる本が

売れ、終末ブームだったのです。弱輩だった私は、「1999

年で、本当に人類は滅亡するのかなー。でも、それまで、自分

が生きてたら、僕は40歳か、でも、自分が30才、40才と

歳を取るのも信じられないなー、大体、それまで、自分は

生きてられるのかな?にんげんは、いつ死ぬか分かんない

もんなー。大体、予言が外れたとしても、自分はいつかは

やっぱり死ぬもんなー」とか、いろいろ考えました。

でも、何んだかんだ言って、時は経ち、1999年は過ぎて

しまいました。1999年は平成11年でした。ノストラダムス

は、時代が平成になることも、ビデオ、CDが普及することも、

携帯電話、インターネットのことも、なんにも言ってな

かったですね。