私の、「夏に読みたい本」パート2であります。
これまた、読みたい本じゃなく、読み直したい本
であります。80年代後半、国民的マンガだった
高橋留美子女史作、「めぞん一刻」であります。
当時、小学館から、単行本全13巻が出ており、
私は、全巻揃えました。何と、現在も所持して
おります。なぜ、本作品を夏に読み返したいかと
申しますと、本マンガは、TVアニメ化もされ、86年
から88年まで続きました。当時、私が、大好きな
マンガでありました。冴えない青年、五代裕作が
細々と住んでるアパートに、新任して来た未亡人の
管理人、音無響子にLOVEになってしまう物語です。
とにかく、作者の高橋留美子女史は、画が抜群に
魅力ある。当時、彼女は「本当に女性だろうか?」と
言われてました。今でこそ、ハガレンの荒川 弘(あらかわ、
ひろむ)女史、鬼滅の刃の吾峠呼世晴女史とか、びっくり
するほど画の上手い女流マンガ家は、いっぱいいるが、
高橋留美子女史は、その先駆けだったのだろう。
そして、86年は、私の永年の病気が全快してきた頃
だったのだ。そうして、私の母が鬼籍に入ったのが、87年
の8月でした。母は病気で亡くなったのですが、母が亡くなった
のは、もう、自然の摂理でした。お通夜、告別式、四十九日法要と
いろいろ忙しかったのですが、毎日のように暫く会ってなかった
大勢の親戚の人達と逢ってたです。私は、忙しい時間の合間に
TVやコミックの「めぞん一刻」見てたのでした。こう書くと、まるで
実母が亡くなったのを喜んでるんじゃないか・・と大きな勘違いを
されそうですが、絶対そんなことはないです。私は、漸く、病気が
治ったのだし、漸くにして、私の、新しい本当の人生がスタート
した時期だったのだ。私は、86年以降も病気が継続してたら、
私は夭折していただろう。くり返し申しますが、私の母が亡くなった
のは自然の摂理だったのだ。勿論、私は、母を愛していた。
私は、夏になると、母のこと、めぞん一刻のことを想い出すのだ。