走馬燈 私は、思い通りの世界が欲しいなら、 深夜未明、自宅の寝室で薄明りを点け、 そっと、目を閉じることにしてます。 空も飛べるし、昔にも戻れる。 だけど、そこには、私以外誰もいません。 夜と朝の狭間に、夢とうつつの狭間に 悦子さん、アンリさんが、走馬燈の様に うかびます。 私は、死ぬまで、青い心のまま。 私は、迷い、とまどい、青い夢のまま。