大映のガメラ・シリーズ最終作に、「ガメラ対
深海怪獣ジグラ」がある。71年夏季封切りだった。
ファンの間でも、あまり相手にされてない不遇の
映画である。しかし、なぜか、私はこの度本編が
大好きになってしまった。見ていて決して退屈な
映画でないし、わるい人物などまるで出て来ない。
地球がジグラ星人に侵略されようとしてるのに、
鴨川シ―ワールドの支配人と、飼育係・山田の
のん気な和気あいあいとしたやりとり。そして
ガメラ対バルゴンで、残虐極悪人・小野寺役で
見る人の肝を冷やした藤山浩司氏が海洋動物
研究員であり、本編のヒロインの女の子・ヘレンの
父親役である。若い頃の坪内ミキ子女史も出て
たが、彼女は若い頃はべっぴんだったんだな。
しかし、何といっても出色だったのが、ジグラ星人
に洗脳された日本月世界基地地質研究員・菅原
ちか子役の八並映子さんだった。彼女は主人公の
少年、健一、ヘレンを深海の宇宙船に拉致するが、
テレポート装置を使ってうまく逃げられてしまう。
彼女は宇宙船の秘密を知り過ぎた二人を抹殺
するため、上陸するが、その時彼女はビキニ水着
姿やピンクのミニスカート姿で、街や海洋研究所を
歩き回るので凄くセクシーだった。いつスカがめくれ
ないかと期待しながら見た。(とうとう拝めず。)
私は、本映画のビデオソフトは、90年代から
所持してたが、彼女の値打ちが今頃になって分った。
彼女の他の出演映画も、是非見たいと思ってネットで
彼女のこと調べたが、「すっぽん女番長」だとか、
「十代の妊娠」だとか、現在は規制されて見れそうに
ない。そして、このかたは、48年の遅生まれだから、
あの舞 悦子さんと同い年、干支も学年も同じである。
東映ドラマの「プレイガール」のレギュラーだったとも
いう。彼女は2年前鬼籍に入ったという。