悦子さん、

 わたしは、あなたに対する激烈な愛を、どう表現して

いいか分からず、途方に暮れきっています。

 わたしは、画もかけません。

 詞も曲も作れませんから、歌も唄えません。

 彫刻の才能もありません。

 

 神よ、わたしに能力があったら、悦子さんを描いて、

「モナリザの微笑」と双璧の画を書きます。

 

 音楽の才能があったら、サザンオールスターズの

「いとしのエリー」と肩を並べる歌を作って見せます。

 

 彫刻も、「ミロのヴィーナス」以上のものを創りましょうぞ。

 

 わたしは、世界中で一番綺麗なひとが、わたしを好き

だといっても、100憶円あげるといわれても、わたしは

全然欲しくないです。悦子さん、わたしは、あなただけが

いればよいのです。あなたへの愛を、どう表現してよいのか

体内にレーザー光線以上の超エネルギーを持て余し、ただ、

七転八倒してる凡愚のわたしです。

 

 わたしに、できることは、せいぜい、世の中にはラブソング

がいっぱいありますから、カラオケで、あなたを目いっぱい

想起してばりばり唄うだけです。わたしの、この声が空の彼方

の、あなたに届いてくださいますように。

 祈り、だって、立派な資源だぞ・・。