話は十年以上も前に遡るが、私の地元に大手の某書店がある。

私はかねがね70年代、就学生の頃から利用致しておりました。

私は熟年になっても、某書店を愛顧しておりました。新書版を

オーダーして取り寄せてもらってました。

 しかし、当時の主任のアラサー位の女性が、どーいうわけか

私に悪感情持ったらしい。(??)

 例によって、注文の本が入荷した日になったので、確認の

電話を入れると、「今週中には無理です。」という。私は

「じゃ、もう少し待ちます。」といった。それ以降私は二週間に

渡って、三日おきに電話すると、もう「今週中にはムリです。」

としか言わない。彼女は仕事を横着してるのだ。

私は彼女に、セクハラだとか、何の無神経なことも常識外れな

こともしてないし、私は店に入ったら公序良俗はしっかり

守っていた。私はしびれを切らし、例の店に「もう、結構です。

よその店に頼みますから。注文書ももう棄てました。」と

FAXで連絡した。私は、あんな店二度と行くもんかと思って

いた。次の日、私の携帯電話に留守電入っていて、再生すると

「○○書房です。ご注文の品、入荷しました。」と、あった。

私は、「知るもんか」と思ってた。

ところが当日、私は仕事で外出して全て終えると、たまたま

例の書店の近くを通ったので、まア、なーんとなく店に入っ

たのだ。すると例の女性主任が、真っ青な顔して、店頭に

ボーッと立ってるではないか。彼女は今にも泣き出しそうだった。

私がレジに来ると、彼女は条件反射的に注文の書籍を

出した。私がいくらですかと訊ねると、○○○円ですという

ので、私は財布にお金が丁度あったので払った。私はやっと

商品手に入れた。そして、さっさと店後にした。

 彼女は、いままで、自分が散々やった悪質ぶりが、全部

社長にバレてしまったのだろう。そして、こってり粛清されたの

だろう。もう解雇も決まったのだろう。それ以降例の店で彼女

を見ることは二度となかった。僕の知人たちも、「その店

も、しつこいよねー」と呆れてた。私は結局彼女に一回も

腹を立てなかった。なぜか、どーしてか。私は人徳者だか

らだ(笑)。やっぱり、わるいことばかりしてるやつは、他ならぬ

自分自身がいちばんよく知ってるものだ。

 

 あの時の女のひとは、なぜ、私に節操のないことしたの

だろう。亭主と意見が合わないとか、病気が中々直らない

とかあったのだろうか。とにかく、こういう頭の整理整頓

ついてない人が、何かきっかけがあると、まわりに無差別

攻撃かけたがるのだろう。まあ、もうむかしのはなしだ。