僕が中学生になったのが70年代の始めである。

 中学生ともなると、ぼくらは知的好奇心とやらが

フツフツ目醒め出し、ぼくらは大人向きの本も ひもとこうと

、書店によく行って沢山ある文庫本に

 目行ったっけ。新潮社、角川書店・・。講談社文庫

が出たのもこの頃でした。角川・・は、まだ角川春樹氏

 が社長に就任する少し前でした.。         

       

 

   僕が、当時最初にファンになった作家が江戸川乱歩

でした。当時、春陽文庫というのがあって(現在も

あるのかな・・?)、乱歩の全作品が全集で出てたので

僕は読破した。「乱歩なんか興味本位で読む小説に

過ぎないさ」という声も多く聞いたが、かれの怪奇、

猟奇、幻想的な推理小説ワールドに僕はハマったの

でした。僕も小さい頃から内気者、愛好家、ことばは

わるいけど、へ○タイなとこあったからね・・('Д')

乱歩のオドロオドロしい雰囲気、生々しさは最高

でした。

 

 僕は、高校生になると、俄然SFに食指が動き

ました。小さい時からゴジラ映画、ウルトラQ、

ウルトラマン、アニメの鉄腕アトム、8マン、

鉄人28号等々、空想科学物語を見て育った

僕です。

 小松左京、筒井康隆、星 新一、安部公房、

半村 良・・ 読み耽ってました。

 外国人作家のは、なぜか読まなかったけど。

 ハヤカワ書房の雑誌、SFマガジンも読んだっけ。

 僕が高校三年生なると、奇想天外という雑誌

も発行されたっけ。出版社はまんま奇想天外社。

本誌はSFマガジンの対抗馬狙ってたんだろうなー。

 

 でも、僕は20代なかば頃から、音楽のほうに

すっかり気行っちゃって、小説は読まなくなっちゃい

ました。