また、性懲りもなく平成20年のはなしである。
例によって、当年私の部屋に真夜中に不法
侵入してた女の子、私の自宅(5F)の東向き
の窓から下を見おろすと、斜め右の横断歩道
の西よりにしゃがんでいた3人の女の子の
はなしである。
私の自宅の、すぐ近くには某寺がある。
私が人生において死ぬ程大好きだった女性
3人は、年齢的に言って当時からもう鬼籍に
入っていただろう。しかしいずれも私の現住所
を知っていたのだ。私は50年以上自宅がある
土地から出たことがないからね。
3人とも臨終迎える前、遺言でそろってじぶんの
遺骨を某寺に納骨するようにいったのだろう。
私は平成15年あたりから、考え方の大事な
切り替えに迫られ、じぶんが一時こわれたのだ。
しかし私は平成19年末あたりから、体の血行を
徐々に取り戻してきたのだ。病気が治ってきた
のだ。快復するまで随分辛い思いをしてきたものだ。
私はその間試行錯誤を繰り返したものだ。愚か
なこともやっちまったよ。
じんせいの崖っぷちに立たされた私を、彼女
たちが応援のエールを兼ねて私に逢いにきた・・
あるいは、チラッと姿を見せるため寺の納骨堂
からやってきたのだろう。あの時の私は、その
例の日の前日の夜、寝る前からなぜか心地良い
まぼろし、天使様たちのささやきみたいな声が
とまらなかった。昭和末に買ったチャゲ&飛鳥
のあるLPレコの特に気に入ってた曲を三回も
くりかえし聴くほどテンション上がったり、それ
より数日前、近所の古本屋で買った60年代の
マンガ雑誌懐かしく読み耽ったり。
やがて、夜が明けた時、彼女たちは姿を消して
しまった。某寺の納骨堂にかえっていったの
だろう。私は病気で取り乱していた時も歯を
喰いしばって、毎日仕事を黙々とやり、反社会
的、常識外れなことは微塵もやらなかったよ。
辛抱強く頑張った。これからも、いざというときは
彼女たちが愛のエナジー(笑わないでネ)を優しく
注ぎ込んでくれるだろう。