ぼくに、反社会的極まりないこと書かせて

頂くことをお許しください。

ぼくは、どうせあと15年も生きられりゃ良い

ほうだろうし、おれはとうとう生涯独り身だっ

たしね。

 

おれは、人生で絶対どうしても許せない

輩が三匹・・三人いる。三人とも男だ。

そいつらは、どうせとうの昔にくたばりやがっ

ただろうし、おれはきやつらの墓が三人共

分かったらせめて、ひとりずつでかけていって

思いっきり小便をひっかけてやりたい。

おれはトイレが近いし、一日水分を大量に

とるからいくらでも出るのさ。

大した罪にはならないだろうな。きやつらの

ことだから人望全然ゼロだ。慕ってるやつ

なんかさっぱりいないな。はっきりいって

そこは公衆便所だ・・文句あっか・・・

 

そのうち二名は、おれが中年の時知った

結構な管理職のやつらだ。おれから散々

金ふんだくって、しかもおれはひくつな

態度さえとらされた。おれはなぜか

このクソ虫三匹のはなしはいままで

だれにもしゃべったことない。

 

まあ、悩みやルサンチマンのない人

なんていないよな・・。おれだけじゃない

よな・・。

 

それにしても、毎日暑い。真夜中になると

開けた窓から小さい羽虫がいっぱい入って

きやがる。時々殺虫剤撒いている。

フン、かつておれに愚劣な根性のふるまい

した奴は、この三匹以外にも割りといて、

ことごとくとうに破滅しただろうが、おれに

なんかあてつけやってんだろう。

害虫に生まれ変わってな・・。

 

わたしは浦見魔太郎だ・・。

せめて、今度生まれ変わったら、少しは

骨のあるやつに生まれたい・・。