僕が、大の怪獣フリークスだということは結構著名
でしょうが、僕は子どもの頃から{妖怪}も大すきでした。
{要するにゲテモノ好き} 言うまでもなく60年代後半頃
から、水木しげる氏のゲゲゲの鬼太郎、そして氏の妖怪画集
にハマってしまったのです。
共に大ミリオンセラーですが、後者は僕はその異様なワールドの
虜になってしまったのです。大昔の山の中や浜辺やお寺などの
精密に書かれた風景に、なんともおかしなやつが、ぬぼぅー
と訳アリに立っていたり浮かんだりしている。または近距離でアップ
に書かれたりしている。「わたしは山や海やお寺の精にてございます」
と言わんばかりだ。
ゲゲゲの鬼太郎、は最初は「墓場の鬼太郎」というタイトル
でした。
しかし、本編はやがてアニメ化が決定し、当時は大抵アニメ番組は
製菓会社がスポンサーになり、そのアニメのキャラが商品化された
ものでしたが、{墓場チョコレート}だとか{墓場ガム}なんて誰も
買いませんネ(笑)。
そこで水木プロさんとTV局とスポンサー会社で話し合った結果、
「鬼太郎はマガジンで連載化された時、かれは児童向けにリライト
されて月光仮面やウルトラマンと同じく、庶民に憑りついてかれらを
悩ませている悪い妖怪を退治する勧善懲悪物のヒーローになる。
そして悪妖怪をやっつけると、原っぱの虫たちがゲゲゲ、ゲゲゲ・・と
鬼太郎賛歌を唄いだすのがパターンである。(この擬態語の由来は
僕は?ですけど。) そこでタイトルをゲゲゲの鬼太郎、に改題すれば・・」
ということになったト。
僕はゲゲゲ・・以外でも、水木マンガは大人向けに書かれた短編集も
溺愛しておりました。主に朝日ソノラマから出てましたが、水木氏は
政治を諷刺、皮肉り、それに妖怪(主に、ねずみ男)をからませたマンガ
が、もう職人肌でした。
70年代前後から、氏以外にもあちこちで妖怪全集出してる出版社は
ありましたが、それにしても、平成に入ってから人気妖怪マンガは
続々登場しましたねー。 「地獄先生ぬ~べ~」、「うしおととら」、
「地獄少女」、「ぬらりひょんの孫」ets・・ 水木氏と同世代の
マンガ家では、つのだじろう氏、梅図かずお氏、ムロタ二 ツネ像氏(最後
のひとは分かる?)と、すでに他にもいたんですがねー。
水木氏が、妖怪、に市民権を与えた、って云われてますね。
最後に井戸端会議的なはなしをちょっぴり・・
水木氏は手塚治虫氏と仲わるかった・・ってはなしですけど、なんでだろ?